授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 金 /Fri  7 , 金 /Fri  8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科 材料工学コース
対象学年/Year 3
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 材料科学B/Materials Science B
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 齋藤英之(機械航空創造系学科材料工学コース)
亀川厚則(環境調和材料工学研究センター)
時間割コード/Registration Code B2325
連絡先/Contact 亀川 厚則(X-204/ 0143-46-5642/ kamegawa@mmm.muroran-it.ac.jp
 
レポートなどの提出先:
 環境調和材料工学研究センター事務室(X-109)
 10:00〜16:00
 )
齋藤英之(K-702 / 0143-46-5654 / saitoh@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 亀川 厚則(金曜日 16:30~17:30)
齋藤英之(火曜日 16:30~17:30)
更新日/Date of renewal 2016/04/08
授業のねらい
/Learning Objectives
材料科学Aで学んだ状態図を基礎にして,物質の構成単位である原子が,温度や外力などの外部条件に合わせていろいろ異なる集合状態や微細構造を構築する様子を学び,そのような微視的な構造と変化が物質のトータルな性質にどのように関連し,身の周りの材料にどのように利用されているかを理解する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1 固体中の原子の拡散を理解する。
2 拡散が関与した相変態現象と実用材料への応用との関係を理解する。
3 固体における拡散の応用例についての知識を習得する。
4 専門用語を英語で知る。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間(実時間:24時間)

1週目 シラバスの説明,物質中の移動現象と拡散
2週目 拡散方程式
3週目 拡散方程式の解1
4週目 拡散方程式の解2
5週目 原子の移動と拡散
6週目 侵入型原子の拡散,粒界拡散,表面拡散,電界中での拡散
7週目 拡散変態の種類
8週目 核生成ー成長型分解とスピノーダル分解
9週目 同上(固溶体の自由エネルギー)
10週目 駆動力、核生成
11週目 共析変態、マルテンサイト変態
12週目 合金の時効析出1
13週目 合金の時効析出2
14週目 鋼における拡散変態と析出
15週目 組織と機械的性質・物理的性質
16週目 定期試験

・何度か小テストの実施および宿題を課します。
(小テストや中間試験のクラス全体の成績状況によって、計画の進捗が多少前後することもある。)
教科書
/Required Text
材料組織学 杉本孝一 [ほか] 著  朝倉書店 1991(ISBN:4254240112)
参考書等
/Required Materials
金属物理 : 材料科学の基礎 藤田英一著  アグネ技術センター 2001(ISBN:4900041467)
金属組織学 須藤一, 田村今男, 西澤泰二共著  丸善 2004(ISBN:9784621082430)
教科書・参考書に関する備考 講義資料を以下のURLに適宜アップロードする。
パスワードは授業中に周知する。
http://www3.muroran-it.ac.jp/hydrogen/lec.html
成績評価方法
/Grading Guidelines
中間試験(2回)と期末試験(1回)で80%,小テストと宿題レポートで20%として評価する。100点満点中60点以上を合格とする。
各到達度目標の評価は各試験の点数と小テストおよび宿題レポートの評価点の総合点で評価する。
履修上の注意
/Notices
講義内容はこれまでより専門性が増すので,内容をより理解するために教科書などで十分な予習の上,授業に臨むこと。
特に2年次に履修した関連科目についての下地があることを前提に講義は進めるので,本科目と関連科目の知識を随時リンクさせながら予習, 復習を行うこと。
不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
この講義は材料学の基礎となる内容ですので,これまで習得した関連科目のさらなる理解を得られるだけでなく,今後の専門科目を理解するための下地になります。また材料を扱う技術者・開発者として必須の知識となりますので合否だけに拘らず,興味を持ったところは自分から調べるなど十分な理解をするよう心がけてください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
材料工学コースの学習目標の(D)に対応
JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d)に対応 
関連科目
/Related course
材料科学A (2年次前期)
実用材料学 (2年次前期)
材料科学A演習 (2年次後期)
金属材料学A (3年次前期)
備考
/Notes
授業計画、成績評価方法などシラバスの内容を27年度から変更しています。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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