授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 火 /Tue  3 , 火 /Tue  4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科 機械システム工学コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義および演習
授業科目名/Course Title 技術者倫理(機械) /Engineering Ethics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 藤木裕行(機械航空創造系学科機械システム工学コース)
時間割コード/Registration Code B2301
連絡先/Contact 藤木裕行(B304
46-5323
fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 藤木裕行(火曜日 14:30~16:00)
更新日/Date of renewal 2016/09/26
授業のねらい
/Learning Objectives
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。なお,技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30%
2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)20%
3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20%
4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30%
授業計画
/Course Schedule
"総授業時間数(実時間):24時間
第1週 シラバスの説明、技術者,技術者倫理とはなにか(藤木)
第2週 事例研究:機械系(今井)
第3週 倫理とは(眞嶋)
第4週 内部告発(藤木)
第5週 原発事故と倫理観(河内)
第6週 事例研究:情報系(板倉)
第7週 企業倫理とはなにか(竹中)
第8週 ヒューマンエラー(河合)
第9週 グループ討論説明・班分け・テーマ決定
第10週 グループ討論
第11週 グループ討論
第12週 グループ討論
第13週 発表会
第14週 発表会
第15週 発表会
第16週 定期試験
*本授業では,技術者倫理と研究倫理は個別に扱うものではなく,多くの事項は共有するものとして取り扱う。例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定
*授業前に教科書の該当する章を読み,あらかじめ理解をすること。
*授業時間外では,社会情勢の情報を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学習をするように努力すること。"
教科書
/Required Text
オムニバス技術者倫理 オムニバス技術者倫理研究会編  共立出版 2015(ISBN:9784320071964)
参考書等
/Required Materials
技術者倫理 札野順編著  放送大学教育振興会 2009(ISBN:9784595309311)
大学講義技術者の倫理入門 杉本泰治, 高城重厚著  丸善出版 2016(ISBN:9784621300169)
技術者による実践的工学倫理 : 先人の知恵と戦いから学ぶ 中村収三, 近畿化学協会工学倫理研究会共編著  化学同人 2013(ISBN:9784759815573)
はじめて学ぶ技術倫理の教科書 今道友信, 札野順編  丸善 2008(ISBN:9784621079867)
技術倫理 : 日本の事例から学ぶ 佐伯昇, 杉本泰治編著 ; 科学技術倫理フォーラム編  丸善 2006(ISBN:4621077511)
誇り高い技術者になろう : 工学倫理ノススメ 黒田光太郎, 戸田山和久, 伊勢田哲治編  名古屋大学出版会 2012(ISBN:9784815807061)
教科書・参考書に関する備考 講義中にプリント類を配布する。
本学附属図書館に関連書籍およびビデオが多数有ります。
成績評価方法
/Grading Guidelines
レポート40%,グループ討論および発表40%,定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:レポートおよび定期試験により評価する。
目標2について:レポートおよび定期試験により評価する。
目標3について:グループ討論および発表会により評価する。
目標4について:グループ討論、発表会および定期試験により評価する。
    レポート  グループ活動  試験    配分
目標1   25%          5%    30%
目標2   15%          5%    20%
目標3         20%         20%
目標4         20%    10%    30%
      40%    40%    20%   100%
履修上の注意
/Notices
・ 当該系学科の学生に限る。
・インターネット、パソコンの基本技術が必要です。
・ 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。
・ 不合格または出席率80%未満の者は来年度以降に再履修とする。
・ 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
・ 再試験は行わない。不合格者は再履修とする。
・ 授業は1クラス制(大教室)と複数クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認のこと。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
"・ 講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。
・ 授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
・ 見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。"
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(F) 技術者倫理の修得
技術者としての幅広い役割を理解して、責任ある行動ができる。

JABEE基準(基準1(2))との対応
(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
関連科目
/Related course
○この科目の履修を必要とする科目、または関連する科目
  知的所有権,卒業研究I,II
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません