シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2015/09/30 現在 |
開講学期/Course Start | 2015年度 後期 |
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開講曜限/Class period | 水10, 水11 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 1 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 副共通科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 日本近現代史B |
単位数/Number of Credits | 2 |
担当教員名/Lecturer | 一瀬啓恵 (窓口教員 永井真也) |
時間割コード/Registration Code | T9204 |
連絡先/Contact |
永井真也(Q507 0143-46-5831 snagai@mmm.muroran-it.ac.jp ) |
オフィスアワー/Office hours | 永井真也(水曜日12-13時 ) |
更新日/Date of renewal | 2015/09/28 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
授業のテーマ「近代日本と災害」 この授業では、1890年に帝国議会が開催されてから1945年アジア・太平洋戦争に日本が敗れるまでの間におこった災害を中心に、その発生原因やそれに対する救援活動、復旧、復興がどのように行われたか、その概要を解説していきます。取りあげる災害は東北の三陸地震津波、水害、大火、足尾銅山鉱毒事件、関東大震災や北海道の十勝岳噴火などです。この時期の日本は、日清・日露戦争に勝利し、第一次世界大戦を経て総力戦の時代に突入するなか、中国における権益拡大をめざしてさらなる戦争を繰り広げていきました。このようななか発生した災害に、議会や政府がどのように対応し、また防災が防衛と絡めてどのようにすすめられたかを検討することで、近代日本の特質について考察していきます。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1)明治後期から昭和戦前期にかけての日本が、どのような災害に見舞われ、また救援、復旧、復興・防災がどのように進められたか理解する。 2)水害や大火、公害に議会や政府がどう対応したか理解する。 3)1926年の十勝岳噴火や1934年の函館大火など、北海道における災害と復興政策の特質を理解する。 |
授業計画 /Course Schedule |
第1回 ガイダンス 第2回 寺田寅彦の随筆を読む 第3回 近代の災害救助法 第4回 明治三陸地震津波と昭和三陸地震津波(1)~その概要 第5回 明治三陸地震津波と昭和三陸地震津波(2)~災害の教訓とは 第6回 近代の大火 第7回 近代の水害 第8回 足尾銅山鉱毒事件(1)~その概要 第9回 足尾銅山鉱毒事件(2)~議会審議と報道 第10回 1923年関東大震災(1)~その概要 第11回 1923年関東大震災(2)~救援・復旧活動 第12回 1923年関東大震災(3)~復興事業のゆくえ 第13回 北海道における災害(1)~その概要 第14回 北海道における災害(2)~十勝岳噴火を中心に 第15回 戦争と災害、進度調節・総括 総時間22時間30分 授業の内容を理解するうえで必要な日本史の基礎知識は、授業中に指示するので事前に確認したり調べたりしてくること。 |
参考書等 /Required Materials |
北原糸子・松浦律子・木村玲欧『日本歴史災害事典』(吉川弘文館、2012年)(ISBN:9784642014687)
寺田寅彦『天災と国防』(講談社学術文庫、2011年)(ISBN:9784062920575) 北原糸子編『日本災害史』(吉川弘文館、2006年)(ISBN:9784642079686) 北原糸子『関東大震災の社会史』(朝日新聞出版、2011年)(ISBN:9784022599810) 北原糸子『津波災害と近代日本』(吉川弘文館、2014年)(ISBN:9784642038324) 鈴木淳『関東大震災―消防・医療・ボランティアから検証する―』(ちくま書房、2004年(ISBN:9784480062079) 松尾章一『関東大震災と戒厳令』(吉川弘文館、歴史文化ライブラリー162、2003年)(ISBN:9784642055628) 筒井清忠『帝都復興の時代―関東大震災以後―』(中公選書、2011年)(ISBN:9784121100030) |
教科書・参考書に関する備考 |
授業では、レジュメを配布し、それにそって話していきます。 参考書や史料については、授業の進行にそって、その都度紹介します。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標1については授業中に書くミニレポートと期末レポートで評価します。到達度目標2・3については期末レポートで評価します。 授業中に書くミニレポートを3割、期末レポートを7割として、総合的に評価します。 100点満点中60点以上で合格とします。 |
履修上の注意 /Notices |
毎回授業中に書いてもらうミニレポートは、授業の第8回と最終回に評価をして返却します。ミニレポートは授業の内容に対して「自分なりの意見」が持てたかどうかをみるものなので、真面目に取り組んでください。 期末レポートは、近代の災害に関するテーマを各自自由に設定し、2000字以上で論じてもらいます。 不合格者に対する再試験は行いません。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
近代日本が災害にどのように向き合ってきたのか、また今後、災害に対して私たちがどう向き合えばいいのか、考えてみたい学生に履修をすすめます。この時期の日本近代史について知識のない学生も多いので、災害がおきた当時の政治や経済、外交などは、わかりやすく説明します。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準 (a)多面的に物事を考える能力 の達成に寄与する。 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
関連科目 /Related course |
2014年度 日本近現代史A 2014年度 日本近現代史B 2015年度 日本近現代史A |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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