シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2015/09/30 現在 |
開講学期/Course Start | 2015年度 後期 |
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開講曜限/Class period | 木9, 木10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 昼間コース・副専門 |
対象学年/Year | 3年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 副共通科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 国際関係論 |
単位数/Number of Credits | 2 |
担当教員名/Lecturer | 天野 尚樹 |
時間割コード/Registration Code | T6703 |
連絡先/Contact |
山路 奈保子(N203 0143-46-5881 yamaji@mmm.muroran-it.ac.jp) 天野尚樹(Q301(Q棟3F非常勤講師室) 0143-46-5881(窓口教員:山路) amnk775@aol.com) |
オフィスアワー/Office hours |
山路 奈保子(授業時間以外は原則として対応できる。)
天野尚樹(授業の前後 Before and after every class.) |
更新日/Date of renewal | 2015/09/28 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
境界領域である北海道で国と国が向き合うことの意味を考える。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.国境の意味を理解し、そのあり方を相対化することを通して、境界領域に生きていることを自覚化する。 2.あわせて、歴史的視点から現在を眺める意識を身につける。 |
授業計画 /Course Schedule |
「国際関係」は文字通り国と国の関係を意味するが、国と国のあいだには国境線が引かれている。つまり、ロシアを目の前にする境界領域北海道は、国際関係の最前線にある。しかし、わたしたちの国境に関する理解は正しいだろうか。国と国のあいだに線を引くことで何が変わるのか。境界線は国と国のあいだにしかないのか。そもそも線はどこに引かれているのか。身近な日露間の国境問題を軸に、国が境界線を引くことの意味を歴史的かつ理論的に考える作業を通して、わたしたちは辺境などではなく国際関係の中心に暮らしていることを意識化してほしい。講義はおおよそ以下の通りに進めるが、受講者の関心や国際関係の変動に応じて、内容に変更もありうる。 1 ガイダンス 2『1Q84』で境界を学ぶ 3「固有の領土」の意味:日露国際関係の発生 4 フィジカルなボーダー/メンタルなボーダー 5 国境が変わるとき (1):日露戦争 6 ロシアのなかの日本:樺太という時代 7 国境が変わるとき (2):日ソ戦争 8「北方領土問題」とは何か 9「日本人」の境界 (1):「日本人」になること 10「日本人」の境界 (2):「日本人であって日本人でない」人びと 11「日本人」の境界 (3):無国籍者の人生 12 世界の国境 (1):北東アジア編 13 世界の国境 (2):東南アジア編 14 世界の国境 (3):ヨーロッパ編 15 北方領土問題とは何か、ふたたび 総授業時間=22.5時間 ※授業に向けて関連図書をよく読んでくること。 |
参考書等 /Required Materials |
岩下明裕『北方領土問題』(中公新書)882円(ISBN:978412101825)
山田吉彦『日本の国境』(新潮選書)714円(ISBN:9784106101076) アントン・チェーホフ『シベリアの旅 サハリン島(チェーホフ全集12)』(ちくま文庫)1575円(ISBN:9784480028129) エドワード・サイード『オリエンタリズム(上・下)』(平凡社ライブラリー)上・下各1631円(ISBN:9784582760118) |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] [参考書] [備 考] 教科書は指定しない。適宜プリントを配布する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標(1)と(2)は、学期末に提出してもらうレポート(3000字)によって評価する。100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
不合格者には再度レポートを課す。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
国境のあり方について自分の頭で考え、根拠を持って自分の意見を語れるようになってほしい。積極的な授業への参加と、多くの関連文献の読書を期待します。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
関連科目 /Related course |
異文化交流A・B |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |