開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
集中講義
対象学科
Department
全学科
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
集中講義
授業科目名
Course Title
地球環境化学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
松山春男
教員室番号
Office
非常勤講師室 Q301
連絡先(Tel)
Telephone
窓口教員(清末愛砂) 0143-46-5816

連絡先(E-mail)
E-mail
hmatsuya@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
授業のねらい
Learning Objectives
近年、環境の悪化が人類の生存におよぼす影響が心配され、環境悪化の防止が重要な社会問題となっている。環境問題についての正確な理解と、それにもとづく行動なしには環境問題の解決は不可能である。さまざまな地球環境問題について、水と大気の成分を中心に概観し、その原因やメカニズムを分子や物質のレベルから考え、解きほぐしてゆく。化学の世界から地球の現在の姿をしっかりつかみ、環境問題を理解する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.地球環境問題について理解し、その原因やメカニズムを分子や物質のレベルから考えることができる。(理解力)
2.汚染物質から環境を守るための法律や施策について知っている。(知識力)
3.化学から見た環境の質を理解し、環境改善のための具体的な適用例をあげて説明ができる。(理解力)
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
1. シラバスの説明、第一部 地球全体の環境を見る
2. 地球環境と地球システム
3. 地球環境の成り立ち
4. 大気と水循環
5. 海洋と海水
6. 第一部のまとめ、第一部の演習(1)プリント
7. 第二部 水の安全、環境基本法と環境基準
8. 空気の安全
9. 食の安全
10. 化学物質と安全、リスクアセスメント、リスクマネージメント
11. エネルギー問題と地球環境
12. 地球環境保全の取り組み
13. 第二部のまとめ
14. 第二部の演習(2)プリント
15. 試験およびレポート課題

・参考資料(プリント)の該当部分(授業時間内に指示する)を予め理解した上で授業に参加すること。
・授業時間内に小テストを実施するので、準備すること。
・大きなテーマ(第一部、第二部)ごとに演習課題を課します。
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
(1) J.E.アンドリューズ他著、渡辺 正訳「地球環境化学入門(改訂版)」丸善出版、2012年. ISBN 978-4-621-06126-8 #
(2) 及川紀久雄、北野 大著「人間・環境・安全―くらしの安全科学―」共立出版、2006年. ISBN 978-4-320-04375-6. 
教科書・参考書に関する備考 教科書は特に指定しない。
授業では講義内容をまとめたプリントを毎回配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
試験50%、レポート50%で評価する。100点満点中60点以上が合格点である。判断基準は到達度目標に従う。
履修上の注意
Please Note
不合格者は再履修とする。
教員メッセージ
Message from Lecturer
いろいろな環境問題を考える前に、まず「地球の姿」を知っておこう。私たちを取り囲む気圏・水圏・地殻・土壌・生物圏とは、どのような物質がどう絡み合う場なのかを、化学(科学)の眼でつかもう。レポート課題を課す予定である。

採点しやすいように、見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、JABEE基準(a):「地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応している。

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応は、(A) 「多面的考察力の習得」である。
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks