開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
<思考と文化>コース |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義と演習形式 |
授業科目名 Course Title |
アジアの文化 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
松本ますみ |
教員室番号 Office |
Q509 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5817 |
連絡先(E-mail) |
m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日13:00〜14:30 事前に必ず連絡してください。 |
授業のねらい Learning Objectives |
本講義では、アジアの文化の諸相の概略を論じるとともに、過去・現在のアジアの文化について受講生が主体となって問題意識をもち、調べ、発表することを目的とする。それによって、アジアに住む私たちがどのように隣人とともに生きていけるのかを考えるきっかけを見出すことができるようにする。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1 アジアの文化(儒教、イスラーム、近代思想、大アジア主義等)や歴史について概略をつかむことができる。 2 アジアと日本が抱える諸問題について、過去や時事問題を含めて論じることができる。 3 アジアの諸事項に関して、きちんとした論証を踏まえた発表をし、レポートが書ける。 |
授業計画 Course Schedule |
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間] 1 「アジア」とは何をさすのか? 2 「儒教文化圏」「漢字文化圏」とは何か 3 『論語』を「すこし」読む 4 「イスラーム」とは何か 5 日本の近代とアジアの近代 6 アジアをめぐる時事問題への関心@「その文化的背景は何か」 7 アジアをめぐる時事問題への関心A「その政治的・経済的背景は何か」 8 グループワークによる問題設定 9 グループ発表@ 10 グループ発表A 11 グループ発表B 12 グループ発表C 13 グループ発表D 14 グループ発表E 15 まとめ 参考書であらかじめ各文化の概要について掌握しておくとともに、グループ発表のための準備を綿密にすることを求める。 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
#安富歩『生きるための論語』ちくま新書、2012 # 小杉泰『イスラームとは何か』講談社現代新書、1994 # 中国ムスリム研究会編『中国のムスリムを知るための60章』 明石書店、2012 # 松本ますみ『イスラームへの回帰:中国のムスリマたち』山川出版社、2010 # 松浦正孝編『アジア主義は何を語るのか:記憶・権力・価値』ミネルヴァ書房、2013 |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書はとくに指定しない。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100 点満点中、60 点以上が合格点である。 各到達度目標について次の方法で評価をおこなう。 1 毎回のミニットペーパー(20%) 2 グループ発表において、到達度を評価する(20%) 3 学期末レポートにおいて到達度を評価する(60%) |
履修上の注意 Please Note |
成績不良者を対象とした再試験は予定していない。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
物事には原因と結果があります。私たちの社会は先人の営為、文化、政治、経済活動の結果です。ですので、現在の問題を解き明かすためにはまず過去を振り返る必要があります。また、問題意識を先鋭化させ、「なぜ」「どうして」をいつも問い続け、答えを求め筒ける態度をもつことが必要だと思います。留学生の9割はアジアから来ている現在、また少子化に伴う「移民導入」も視野にはいってきた現在、アジアについて知る、という態度は以前にもまして重要になってきています。多くの学生さんがディスカッションに参加してくださることを期待します。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)「(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養)(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解、および「(f)前半:日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力」に対応 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
関連科目 Associated Courses |
認識の諸問題、自己理解のサイエンス、社会思想論 |
備考 Remarks |