開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
全学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
ヨーロッパ史
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
本間 俊行(窓口教員 清末愛砂)
教員室番号
Office
Q-301(非常勤講師控室)
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5848(非常勤講師室)
連絡先(E-mail)
E-mail
honma@let.hokudai.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
講義終了後
授業のねらい
Learning Objectives
 この講義では、古代から現代で、ヨーロッパの政治・経済・社会の特質を中心に、その歴史をみていく。本講義の第1の目的は、ヨーロッパ史における重要な事件や制度、あるいはそれに対する解釈など、ヨーロッパ史の基礎教養を得ることである。第2の目的は、これらの知識をつなげるヨーロッパ史の流れを理解することである。その際に注目するのは、ヨーロッパ(特に西ヨーロッパ)における社会生活とその歴史的な変化である。そして第3に、この講義をとおして、現代の政治と社会のあり方に対する歴史的な思考を養う一助としてもらうことを目的とする。
到達度目標
Outcomes Measured By:
(1)ヨーロッパ史に関する基本的知識を得る(40%)
(2)ヨーロッパ史の展開を理解する(40%)
(3)社会のあり方とその変化に対する歴史的観点を習得する(20%)


授業計画
Course Schedule
総授業時間 45分/60分×2×16=24時間
週    授業内容等                    
1週目 ガイダンス
2週目 古代(1)古代ギリシアのポリス
3週目 古代(2)地中海世界を生きる
4週目 中世(1)キリスト教の浸透
5週目 中世(2)封建社会の形成
6週目 中世(3)都市の人びと
7週目 中世(4)ルネサンスの人びと
8週目 近世(1)国王の権力
9週目 近世(2)冒険者たち
10週目 近世(3)書を読む人びと
11週目 近代(1)市民革命
12週目 近代(2)資本主義へ向けて
13週目 近代(3)国民国家の形成
14週目 近代(4)戦争と平和の狭間で
15週目 まとめ
(16週目 定期試験)

 授業に出席するにあたっては、事前に参考書を参照し、その回に取り上げる時代の大まかな流れを理解しておくこと。
 授業内では各回の内容に関連する参考文献をいくつか紹介する。これは第一に、各自の問題関心にしたがって、知識を広げてもらうことを意図している。また第二に、定期試験で、授業内容をもとに自ら調べて解答を用意する大問を出題するので、これに備えるためである。
教科書
Required Text

参考書
Required Materials
 中井義明他『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年 ISBN978-4623049097
 近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年 ISBN978-4634645400
 服部良久他編著『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』ミネルヴァ書房、2006年 ISBN978-4623045921
 小山哲他編著『大学で学ぶ西洋史[近現代史]』ミネルヴァ書房、2011年 ISBN978-4623059386
 
教科書・参考書に関する備考  教科書は使用しない。
 参考書のうち、少なくとも一冊(一組)は通読することが望ましい。
 各回の内容に関連する参考文献は、講義のなかで紹介する。
成績評価方法
Grading Guidelines
 定期試験、および必要に応じてレポートを課し、それらを総合的に判断して成績を評価する。形式は講義内で説明する。やむを得ない事情によって試験を欠席した者に対しては、別の課題によって試験に代える。
 100点満点中60点以上を合格とする。
 すべての到達度目標において、原則として、定期試験によって評価する(100%)。ただし、授業の状況などによりレポート等の課題を出した場合には、その課題も勘案して評価する。



履修上の注意
Please Note
1.出席が良好でない者には、定期試験の受験資格を認めない。
2.授業の変更や緊急時の連絡は、授業中または掲示板で通知する。
3.再試験は行わない。不合格の場合は再履修とする。
4.成績評価を含めた重要事項の説明と、それに関する質問等を第1週目のガイダンスで行うので、履修希望者は必ず出席することが望ましい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
 歴史には、知る楽しみ、そして考える楽しみがあります。この授業を通して、皆さんが歴史を学ぶ楽しさ、大切さ、そして難しさを知ってもらいたいと思います。また、歴史を通して得た知識や物の考え方によって、身の回りの物事・出来事についても、新しい視点でみることができるようになるでしょう。テストでは自ら歴史を調べる問題も出題します。授業をとおして、自らの歴史に対する関心を育てて下さい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(A) 多面的考察力の修得
関連科目
Associated Courses
1年次の「西洋の歴史」
備考
Remarks