開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
全学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
基層文化論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
松名 隆
教員室番号
Office
Q614
連絡先(Tel)
Telephone
46-5834 
連絡先(E-mail)
E-mail
pine@mmm.muroran-it.ac.jp 
オフィスアワー
Office Hour
水曜日17:00〜18:00
授業のねらい
Learning Objectives
世界の先住民族および北海道の先住民族であるアイヌの自然に根ざした諸文化(基層文化)を、日本の他の地域の基層文化を含めて比較しながら、自然との共生についての理解と考察を深めることを目指す。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.自然に根ざした文化(基層文化)の基本的あり方について学ぶ。
2.1.について、世界の諸地域における先住民族の基層文化、日本の諸地域に伝わる基層文化、北海道のアイヌ基層文化の具体的あり方を比較検討しながら、基層文化への理解を深める。
3.今日の自然保護思想と基層文化における自然観を比較しながら、これからの自然との共生のあり方について考察する。
授業計画
Course Schedule
第1回 基層文化とはなにか(基層文化と近代文化)
第2回 先住民族の文化享有権と多文化主義(オーストラリアとカナダ)
第3回 世界諸地域の基層文化を考える(1)
第4回 世界諸地域の基層文化を考える(2)
第5回 世界諸地域の基層文化を考える(3)
第6回 日本の基層文化を考える(1)
第7回 日本の基層文化を考える(2)
第8回 日本の基層文化を考える(3)
第9回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(1)
第10回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(2)
第11回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(3)
第12回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(4)
第13回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(5)
第14回 北海道の基層文化としてのアイヌ文化(6)
第15回 先住民族の基層文化に学ぶ自然との共生

授業計画を参照しながら、教員の指示に従って、次週のテーマについて予習し、
授業の後、最後の試験のために、その週のテーマについて簡単にまとめて
おくこと。 

総時間数22.5時間
教科書
Required Text
貝澤、丸山、松名、奥野(共編著)『アイヌ民族の復権〜先住民族と築く新たな社会』(法律文化社、2011年)
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 必要に応じて、音声、画像資料を利用する。 
参考書:配布する資料で適宜紹介する。 
成績評価方法
Grading Guidelines
・期末試験によって評価する。100点満点で60点以上を合格とする。
・到達度目標1〜3とも、期末試験によって評価する。
履修上の注意
Please Note
履修締め切り後毎回出欠を確認し、5回以上欠席の場合は、履修を認めない。不合格者は再履修することができる。
教員メッセージ
Message from Lecturer
世界および日本諸地域の基層文化と比較しながら、北海道のこれからの文化のあり方を一緒に考えましょう。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養に対応する。

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(A) 多面的考察力の修得
関連科目
Associated Courses
社会環境基礎論、アジアの文化、自然再生論
備考
Remarks