開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
建設社会基盤系学科
機械航空創造系学科
応用理化学系学科
対象学年
Year
昼間1年生
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
インター・サイエンスH (前半7週)
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
永野宏治
教員室番号
Office
R204
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5420
連絡先(E-mail)
E-mail
nagano(at)mmm.muroran-it.ac.jpスパム対策のため@を(at)で表示しています。 
オフィスアワー
Office Hour
月曜日1700−1800
授業のねらい
Learning Objectives
情報技術の中核であるコンピュータの動作原理の基本について学びます。そして,計算機を利用する技術の最新事例を紹介します。また,論理的思考を実現するための表現技術を説明します。
到達度目標
Outcomes Measured By:
以下の3つの目標を修得できることが、単位認定の基準になります。
1.計算機の動作を説明できる。
2.技術文章の基本要件を理解して,技術文章を書ける。
3.研究の三大不正を説明できる。
授業計画
Course Schedule
授業は1週ごとに一つの題材を設定し、情報分野の基礎であるコンピュータ・サイエンス,計算機技術,工学全般の基礎になる論理的な表現技術を紹介します。
授業時間 90分×7週=630分 プラス ガイダンス90分

第0週 ガイダンス,研究者の倫理

第1週 論理的な思考ための表現技術
    表現技術の重要性,表現の原則,表現の実現方法
第2週 計算機システムの発達と仕組み
    計算機械の出現と発達、アナログ型計算機とデジタル型
    計算機、コンピュータシステムの動作と基本構成
第3週 コンピュータにおける情報の表現
    10進法と一般的数体系、コンピュータに用いる数体系、
    数値、文字、画像、音声のデータ表現
第4週 コンピュータにおける演算の仕組みとソフトウェアの概要
    ブール代数と論理演算,加算、 
    ソフトウェアの体系と役割、基本ソフトウェア、
    応用ソフトウェア、プログラミング
第5週 計算機ネットワークの基本知識
    ネットワーク上での情報の送り方。計算機を特定する方法。計算機のアドレス
第6週 暗号技術
    暗号の歴史,暗号の構造,公開鍵暗号
第7週 情報技術が作り出す現代社会の課題
   信号処理とフーリエ変換,フーリエ変換とその応用技術

自己学習の取組:
第2週目は,研究の三大不正について,自分の考えをレポートにまとめて提出する。
自己学習として,次週に学ぶ内容について,課題を自作し,その解答をレポートとして提出すること。
三大研究不正,自作した課題とその解答は,新Moodle{https://moodle.mmm.muroran-it.ac.jp/}にある書式に従って提出すること。
教科書
Required Text
学生がダウンロードする講義資料
魚田勝臣ほか著「コンピュータ概論 第6版 −情報システム入門−」共立出版 定価(2800円+税)
参考書
Required Materials
石原秀明ほか:「コンピュータ概論−情報システム入門」、共立出版
藤広哲也,「CPUは何をしているか」すばる舎
梅津信幸,「あなたはコンピュータを理解していますか?」技術評論社
矢沢久雄,「プログラムはなぜ動くのか」日経BP社
木下 是雄,「理科系の作文技術」 (中公新書 (624))
永野宏治,「信号処理とフーリエ変換」、朝倉書店 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
自己学習に値する自作課題とその解答を,第2回目〜第6回目の授業中で最低2回提出することが,成績評価の条件である。自己学習に値しない自作課題とその解答を返却するので,返却された場合は,自己学習のやり方を検討し,改善すること。

到達度目標1:情報技術が現代社会に与えた問題についてまとめた第7回目に提出したレポートによって,成績を評価します。
到達度目標2:第7回目に提出したレポートによって,成績を評価します。
到達度目標3:レポートによって,成績を評価します。
履修上の注意
Please Note
(1) 講義の最後に,毎週小テストを行います。小テストでは,その週の内容を問います。
この小テストは,成績には関係しません。
(2) 出席をとるために,学生証を持ってきてください。
教員メッセージ
Message from Lecturer
コンピュータの誕生から現在の情報通信技術に至る道のりは、コンピュータ・サイエンスで画期的な着想を得たサイエンティスト達と、そのアイディアをコンピュータや通信機器のハードウェアとソフトウェアとして作り上げ、改良に次ぐ改良を重ねた技術者達のドラマに満ちあふれています。現在のコンピュータと情報技術について、ときには歴史を遡り、またときには未来を展望しながら、私達の置かれている現在と未来とのかかわりを考えてください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
建築社会基盤系学科の学習・教育目標との対応
(A) 未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を習得する
(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊か
な能力を身に付ける

機械航空創造系学科の学習・教育目標との対応
機械システム工学コース
(A) 多面的考察力の修得
航空宇宙システム工学コース
航空宇宙システム工学を構成する広範な要素技術に関する知識を培い、システム指向の
考え方、すなわち幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断を下す素養を養う。
材料工学コース:(C) 数学,自然科学,情報技術に関する基礎的知識を習得し,それら
を材料工学の専門分野に応用できる能力を身につける

応用理化学系学科の学習・教育目標との対応
応用化学コース,バイオシステムコース
(A) 語学,数学,自然科学,及び情報技術等の基礎知識を身につける
(E) 広く世界に情報を求め,人と自然の調和を考えた科学技術を展開できる力を身につ
ける
応用物理コース:(D) 技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎とし
て,数学,自然科学,情報科学を修得する
関連科目
Associated Courses
技術者倫理
備考
Remarks