シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2015/09/30 現在

開講学期/Course Start 2015年度 後期
開講曜限/Class period 月1, 月2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科 電気電子工学コース,情報通信システム工学コース
対象学年/Year 3
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title システム制御工学
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 川口秀樹
時間割コード/Registration Code C4705
連絡先/Contact 川口秀樹(F207
0143-46-5510
kawa@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 川口秀樹(水曜日 16時~17時,18時~19時)
更新日/Date of renewal 2015/09/28
授業のねらい
/Learning Objectives
対象とする系を、入力と出力の関係・伝達関数でモデル化し、制御する方式を体系化したものが古典制御理論であるとすると、入出力変数に加え、系の内部変数・状態変数をベースにモデル化し制御方法を論じる学問体系を現代制御理論という。 本授業では,現代制御理論に基づく系の記述方法、安定性や解のふるまい、さらに、安定化法について、例題を通して修得する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.状態方程式による系の記述方法,安定性,可制御性・可観測性,さらに安定化の概念や考え方を理解し,正確に説明することができる。(理解力,論理力,60%)
2.行列の対角化等に関する基本的な公式を使い,状態方程式に関する各種の数式的な問題を解くことができる。(知識力,計算力,40%)
授業計画
/Course Schedule
"総時間数: 1.5 時間×16回 = 24 時間

1週目 シラバスの説明、システム制御工学の概要
2週目 数学的準備(線形変換と行列の性質)
3週目 数学的準備(固有値・固有ベクトルと行列の対角化)
4週目 状態方程式による制御系のモデル化(状態変数,状態方程式・出力方程式)
5週目 状態方程式による制御系のモデル化(状態方程式・出力方程式と伝達関数)
6週目 状態方程式による制御系のモデル化(状態変数線図)
7週目 中間試験
8週目 状態方程式の解(同次解,一般解,状態遷移行列)
9週目 状態方程式の解(状態遷移行列の計算方法)
10週目 状態方程式の解(制御系のモード展開,系の安定性)
11週目 可制御性と可観測性(状態変数の変数変換)
12週目 可制御性と可観測性(対角正準形式,可制御性・可観測性)
13週目 可制御性と可観測性(極・零点消去,隠れたモード)
14週目 安定化の理論(レギュレータ)
15週目 安定化の理論(オブザーバ)
定期試験

 ・原則,毎回,授業内容を簡略にまとめるレポートを課す."
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
使用しない.
[参考書]
中野、美多 著,「制御基礎理論[古典から現代まで]」昭晃堂 定価(2,600 円+税)#
小郷、美多 著,「システム制御理論入門」実教出版社 定価(2,200 円+税)(図書館に所蔵あり)
[備 考]
成績評価方法
/Grading Guidelines
中間試験40点、定期試験60点の100点満点で評価し,60点以上を合格とする。
各到達度目標の評価方法は,次のように行う.
目標1.中間試験,定期試験において論述・論証問題を出題し,達成度を評価する.
目標2.中間試験,定期試験において計算問題を出題し,達成度を評価する.
履修上の注意
/Notices
①オフイスアワーのみならず,空き時間なども随時質問は受け付ける。
②授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
③再試験は行わない。
④不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、
JABEE基準1(1)の (c):数学,自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力,(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力の 分野別要件 (a) プログラムの目標実現に必要な基礎となる数理法則と物理原理に関する理論的知識(専門に関する基礎学力)、
に対応している。
学科の学習・教育目標の、
(B-1)電気電子工学分野に関連する基礎的な事項について説明することができ、定量的に計算することができる 、
に対応している。
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては、3学年前期開講の制御工学の単位を取得しておくことが望ましい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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