開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
物理化学B (応化コース) |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
中野英之・高瀬舞 |
教員室番号 Office |
H408(中野英)・U405(高瀬) |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5753(中野英)・5752(高瀬) |
連絡先(E-mail) |
nakano(at)mmm.muroran-it.ac.jp(中野英), mai(at)mmm.muroran-it.ac.jp(高瀬) (at)は@に置き換えてください |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日9:00-10:00(中野英),木曜日10:00-12:00(高瀬),その他在室時は随時OK |
授業のねらい Learning Objectives |
前半では、化学および化学工学など原子・分子やその集合体を扱う上で熱力学は重要かつ習得すべきスキルである。その現象がなぜ自発的に生じるのかあるいは生じ得るのかを予測することは化学研究の上で重要であることから、実験・研究へ応用できる熱力学を習得する。また後半では、統計熱力学の概念を理解するとともに、関連する基礎的な関数の意味を理解し、さまざまな物理化学的現象に応用できるようにする。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.熱力学の基本的な概念が理解でき、それらを扱うのに必要な物理量について基礎的な理解ができる。(20%) 2.熱力学第一法則および第二法則について、それぞれの法則とそのつながりおよび考え方が理解できる。(30%) 3.統計熱力学の概念を理解できる。(25%) 4.統計熱力学に関わる基礎的な関数の意味を理解し、応用できる。(25%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 第1週 気体の性質(完全気体と実在気体) 第2週 熱力学第一法則(基本概念) 第3週 熱力学第一法則(熱化学と状態関数) 第4週 第1週〜第3週の復習 第5週 熱力学第二法則(自発的変化) 第6週 熱力学第三法則 第7週 熱力学第一法則と第二法則 第8週 中間試験 第9週 分子状態の分布 第10週 分配関数 第11週 内部エネルギー 第12週 統計エントロピー 第13週 カノニカル分配関数 第14週 統計熱力学の応用 第15週 第9週〜第14週の復習 第16週 期末試験 なお、適宜、演習等を実施するので日頃の予習・復習を心がけること |
教科書 Required Text |
アトキンス「物理化学」(上)第8版(千原秀昭、中村亘男訳)東京化学同人 アトキンス「物理化学」(下)第8版(千原秀昭、中村亘男訳)東京化学同人 |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | 教科書は、他の科目でも使用するので、必ず購入すること。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
2回の定期試験(中間試験および期末試験・合計100点満点)で評価する(60点以上を合格とする)。各定期試験において、それぞれの目標を確認できる論述問題および計算問題を出題し達成度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
授業計画の進行は、内容の習熟度合い等により変更する場合がある。不合格者は次年度再履修となります。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
基礎的な数学(微分、積分)を理解しておくこと |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
応用化学コースおよびバイオシステムコース 学習目標 B−2 応用化学あるいは生物工学に関する専門知識を身につける。 これを自ら取り組む課題に応用できる能力を身につける。 |
関連科目 Associated Courses |
物理化学A、物理化学C、反応速度論、量子化学、分子分光学 |
備考 Remarks |
授業中に行なう演習問題で計算を行なうため、指数計算、対数計算などができる計算機を持参すること。 |