シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2015/09/30 現在

開講学期/Course Start 2015年度 後期
開講曜限/Class period 木9, 木10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 1
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義及び演習
授業科目名/Course Title 図学Ⅱ (機航後半)
単位数/Number of Credits 1
担当教員名/Lecturer 川田孝之
時間割コード/Registration Code C2506
連絡先/Contact 川田孝之(N407
0143-46-5825
tkawata@coral.ocn.ne.jp)
武田明純(Y704
0143-46-5252
atake1@mmm.muroran-it.ac.jp)
内海 佐和子(Y505
0143-46-5243
utsumi@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 川田孝之(木曜日 17:45-19:15)
武田明純(月曜日12:00-12:30
水曜日12:00-12:30)
内海 佐和子(月曜日 12時00分~12時30分、水曜日 12時00分~12時30分)
更新日/Date of renewal 2015/09/29
授業のねらい
/Learning Objectives
 技術者・設計者がものを作るときのプロセスには、第1に頭の中で立体や空間図形をイメージする段階、次にこのイメージをペーパーやディスプレイ上にスケッチしてみる段階、第3に他人にアイデアを正確に伝えるためにドローイングする段階がある。 

 図学ではまず投象という概念を理解する必要がある。これらを系統的に理解してもらえるように授業は講義と演習とで構成しており、計量的なものは正投象で、視覚的なものは軸測投象および透視投象で学習できるように組み立てている。

 この授業の目的は、まず3次元の空間や空間に配置された3次元の形態を頭の中に像として捉える。次に捉えた像を空間における立体と立体の関係を把握してそれらを2次元の平面に正確に表示(作図)する。また、2次元で表示された図面を見て、頭の中にその図形の立体的な形状の像を描く。さらにその立体的な形状をすぐに2次元の図として描ける。以上のようなスキルをしっかり身に付けるため幾何学的な操作を通して空間の思考力を深めることである。

 そのためものづくりの各段階で要求される基礎的なスキルを身に付けるために手描きによる作図と演習によって、平面および立体図形の作図の幾何学的操作と模型制作課題を通して、「空間把握能力の向上」と「図学および製図の約束事に基づいた正しい図形の描き方と読図能力の習得」を目指している。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.2次元に表示された空間図形を3次元空間として把握できる。
  (空間把握力,35%)

2.空間図形の課題を作図的に解く手順・方法を理解できる。
  (三次元造形力,35%)

3.空間図形の課題を2次元平面に的確に表示できる。
  (製図技能,30%)  
授業計画
/Course Schedule
"総授業時間数(実時間);22.5時間

1. 曲面の投象(1)  pp65~73(教科書)
2. 曲面の投象(2)  pp73~77(教科書)
3. 曲面の投象(3)  pp77~83(教科書)
4. 立体の相貫(1)  pp92~94、pp10~13、pp36~43(教科書)
5. 立体の相貫(2)  pp93~95(教科書)
6. 立体の相貫(3)  pp96~97(教科書)
7. 立体の相貫(4)  pp97~101(教科書)
8. 陰影(1)  pp108~111(教科書)
9. 陰影(2)  pp115~120(教科書)
10. 陰影(3)  pp120~121(教科書)
11. 空間把握演習 (1)  (プリント)
12. 空間把握演習 (2)  (プリント)
13. 透視投象(1)  pp150~156(教科書)
14. 透視投象(2)  pp156~162(教科書)
15. 透視投象(3)  pp167~170(教科書)

図学においては、学んだ事柄がその後に学ぶことへと関係してゆく場合が多い。
予習や復習に取り組み、学んだ事柄を一つずつ着実に身に着けてほしいと思います。

事前学習
 上記シラバスに記載している教科書の該当部分を予め理解した上で講義に臨むこと。
授業時間内に作図題、演習課題を実施するので、必ず製図用具、色鉛筆を準備すること。また、宿題を毎週課します。

事後学習
 作図題及び演習課題の内容を中心に復習する。演習課題などを次回までに自力で解き必ず提出すること。
"
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
井野智他著「基準課程 図学」共立出版 定価(2200円+税)
ISBN:978-4-320-01404-6
黒澤和隆他著「三次元造形ドリル」共立出版 定価(1400円+税)
ISBN:978-4-320-00576-1
[参考書]

[備 考]
授業で使用する作図用紙、演習用紙は毎回配布する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
演習課題の合計が100点満点中60点以上を合格とする。  
到達度目標1~3は、すべて毎回提出された手書きの演習課題で評価する。
(詳細は授業初回で説明します。また課題は全て期限までに提出してください。未提出課題が無いように各自注意すること。)
履修上の注意
/Notices
 履修に当たり教科書が必要です。また理解を深めるために授業時間内に作図や演習を行うので製図用具(直定規、三角定規、コンパス、筆記具(含む色鉛筆)を毎回必ず準備してください。
 予習・復習を行う、また授業では作図および演習課題に積極的に取り組むなど図学の基本的な規則の理解に努めることが重要となりますので自己学習に努め、講義をよく聞き、よく考え時間内に課題を完成させるよう集中してください。また課題の提出期限を守ることも重要な要素です。
不合格者の場合は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
 図学IIで学習する相貫、陰影、透視投象も図学Iと同に様最初の1章から4章までに修得した内容が基本となります。立体の相貫問題は立体相互の構成を表示する方法を理解し、陰影の作図では立体的な印象を与える表示方法を学びます。最後の透視投象では立体を単一の平面に表示する方法を理解することになります。いわゆる基本の応用であり2次元での表現方法を習得することが中心になります。そこで図学Iの理解が目標に達していないと気付いた場合は講義開始までに充分復習して受講してください。演習課題の解法は一つと限りませんので自分なりの答えの導き方というものを見つけてみてください。理解しづらい項目もあると思いますが、その時は授業中、またはオフィスアワーの時間を利用し積極的に聞いてください。これにより次年度の機械製図やCADでの製図につなげていってください。
 実務の世界ではCAD(Computer Aided Design)と呼ばれる2DCAD、3DCAD、或は3DCGといつたツールを使って設計製図を進めていきますが、これらの最新のツールを使うにしても3次元を的確に想像する能力は不可欠です。これからは3DCADで3次元形状を作成する(モデリング)だけでなく、一度作ったデータに属性情報を付与したり、データを他のアプリケーションで利用したりといった種々のことが要求されてきますので、この1年次にしっかりその基礎となる図学を学んでください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(B) 工学基礎力の修得
数学や物理学等の自然科学に関する基礎知識を持ち、論理的に考え、工学的課題に応用できる
関連科目
/Related course
図学I 、、機械製図I、機械製図II、設計製図基礎
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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