シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2015/09/30 現在 |
開講学期/Course Start | 2015年度 後期 |
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開講曜限/Class period | 金1, 金2 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 建築社会基盤系学科 |
対象学年/Year | 1 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義と演習 |
授業科目名/Course Title | 基礎物理B (建社) |
単位数/Number of Credits | 2 |
担当教員名/Lecturer | 髙野英明 |
時間割コード/Registration Code | C1502 |
連絡先/Contact |
高野英明(Q205 0143-46-5617 takano@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 高野英明(水曜日16:30~18:00) |
更新日/Date of renewal | 2015/09/28 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
基礎物理Bでは,熱力学と電磁気学における基礎的な内容を講義する。2つの分野は基礎物理Aで履修する力学と合わせて,物理学の基礎である。 講義の前半では,熱力学における基本的な考えとその法則,また熱現象をどのように表記するかの基本的な方法を学ぶ。 講義の後半では,電磁気学の基礎である場(電場と磁場)の考え方と電気と磁気の関係及びこれらを支配する法則について学ぶ。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
熱力学基礎 1. 温度,熱平衡,温度計,理想気体,絶対温度,状態量,状態方程式などを説明できる(10%)。 2. 熱力学の第1法則を理解し,理想気体が作業物質となる簡単な問題を解くことができる(20%)。 3. 熱力学の第2法則と不可逆変化を説明できる(20%)。 電磁気学基礎 4. クーロンの法則およびガウスの法則を理解し,代表的な問題を解くことができる(25%)。 5. 導体の性質を理解し,代表的な問題を解くことができる(10%)。 6. 電流とオームの法則,ジュール熱を理解し,代表的な問題を解くことができる(15%)。 7. 解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):24時間 前回あるいは当日の講義内容の理解度の確認のために,毎講義時間に小テストを実施する。 1. ガイダンス(授業計画,成績評価方法)(シラバスプリント配布),偏微分の説明 (教科書p.375-377),用語の説明 2. 熱力学の第0法則(熱平衡と温度,状態量)(教科書p.166-169) 3. 理想気体の準静的過程(状態方程式,等温変化)(教科書p.169-173) 4. 熱力学の第1法則(準静的過程とエネルギー保存則)(教科書p.173-179) 5. 熱容量と断熱変化(メイヤーの関係式と比熱比)(教科書p.177-181) 6. カルノーサイクル(熱効率と熱力学的温度目盛)(教科書p.181-185) 7. 熱力学の第2法則(不可逆現象とエントロピー)(教科書p.185-188) 8. 電荷とクーロンの法則(場の概念の導入) (教科書p.225-228) 9. 電場と電気力線(ガウスの法則[面積分の導入])(教科書p.228-233) 10. 電位と等電位面(教科書p.233-237) 11. 電気回路素子と回路の基本法則1(コンデンサー)(教科書p.237--253) 12. 電気回路素子と回路の基本法則2(電気抵抗とオームの法則)(教科書p.255--264) 13. 磁石と磁場(ローレンツ力)(教科書p.264-274) 14. 電流の作る磁場(ビオ・サバールの法則とアンペールの法則)(教科書p.274-287) 15. まとめと自己達成度評価アンケート及び授業評価アンケート(アンケート用紙配布) 16. 定期試験 小テストは毎講義終了後に実施する。解答用紙は採点後,翌週に返却する。e-ラーニングシステムMoodleの基礎物理B(建社)に,次回の講義で行う小テスト問題(未定稿)を掲載する。また,講義終了後には小テストの解答例も掲載するので,採点結果と合わせ自学自習に用いること。 |
参考書等 /Required Materials |
小出昭一郎 「物理学(三訂版)」 裳華房(ISBN:9784785320744) |
教科書・参考書に関する備考 |
# 「基礎物理演習」 高野著 # 「基礎物理ハンドブック」 高野著 上記についてはMoodleで最新版を公開する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
1. 定期試験70%,小テストとレポート30%で評価し,100点満点で60点以上を合格とする。 2. 再試験の成績は,再試験70%,定期試験終了時成績30%で評価し,100点満点で60点以上を合格とする。 3. 追試験の成績評価は定期試験と同様である。 4. 到達度目標1~6は小テストとレポート及び定期試験,追試験または再試験で評価する。 5.到達度目標7は努力目標とし,評価しない。 |
履修上の注意 /Notices |
1. 定期試験不合格者には課題を与え,その解答をレポートとして提出した者について再試験を1回実施します。 2. 特別の事由がある者については再試験をもって追試験とします。追試験不合格者に対する再試験は実施しません。 3. 授業の欠席回数により最終成績を減点する場合があります。 4. 再試験で不合格の場合は再履修となります。 5. 授業中の私語は厳禁です。 6. 講義内容についての質問は大歓迎です。授業中あるいはオフィスアワーのどちらでも対応します。 7. 講義資料や小テストの解答,質問に対する回答はe-ラーニングシステムMoodleで行います。 8. 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板でお知らせします。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
物理学は,工学・科学の基礎ですが,やさしい内容をもつ科目ではありません。その本質を理解するには,教科書を繰り返し良く読み,物理学の表現の仕方および考えに習熟し,1つ1つの事柄を自分で考え,反芻して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても,ガッカリせずに,繰り返し教科書を読み,物理学の表現と考えになれてください。 また,この講義で扱う内容はそれぞれの分野の非常に限られた内容です。今後,皆さんがこの分野の内容を本当に必要とするときに,この講義の内容を基礎にして勉強して下さい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
1. 建築学コースの学習目標(A)「未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を修得する.」に主体的に対応し,学習目標(C)「未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたる豊かな能力を身につける.」にも対応している。 2. 土木工学コースの学習目標(A) 「未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を修得する。」に主体的に対応し,学習目標(C) 「未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける。」にも対応している。 3. JABEE基準1(2)の(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力に対応する。 |
関連科目 /Related course |
基礎物理Aの単位を取得していることが望ましい。また、微積分(微分方程式を含む)とベクトル解析の知識は不可欠です。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |