開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 機械航空創造系学科 |
対象学年 Year |
夜間主コース 3年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義と演習 |
授業科目名 Course Title |
線形システム論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
梶原 秀一 |
教員室番号 Office |
E305-2 |
連絡先(Tel) Telephone |
連絡事項がある場合は,講義後またはオフィスアワーに来室してください. |
連絡先(E-mail) |
kajiwara@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
情報電子工学系学科電気電子系掲示板のオフィスアワー一覧,または, http://www.muroran-it.ac.jp/ie/elec/electronics/info/undergraduate/officehour.html を参照して下さい. |
授業のねらい Learning Objectives |
線形システムの挙動を記述する微分方程式の基本的事項を理解し, モデル化,行列演算,安定性評価等を理解・習得する. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.線形システムの挙動を記述する微分方程式の基本的事項について理解する.(30%) 2.行列演算に基づくシステム応答について理解する.(35%) 3.システムの安定性,可制御性・可観測性について理解する.(35%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数は15週間で,22.5時間である. 第1週 システムと状態方程式について(1) 第2週 システムと状態方程式について(2) 第3週 行列と行列関数(1)ベクトル空間と変換, 固有値と固有ベクトル 第4週 行列と行列関数(2)モード行列と行列の対角化, 重複固有値とジョルダン標準形 第5週 行列と行列関数(3)行列関数 第6週 状態方程式に基づく安定性 第7週 中間試験 第8週 中間試験解答,リアプノフの安定定理(1) 第9週 リアプノフの安定定理(2) 第10週 可制御性について(1) 第11週 可制御性について(2) 第12週 可観測性について(1) 第13週 可観測性について(2) 第14週 復習 第15週 定期試験 各講義の最後にレポートを課すので,次回の講義時に提出すること. |
教科書 Required Text |
鈴木隆,板宮敬悦 (著) ,例題で学ぶ現代制御の基礎,森北出版(2011/10/20),ISBN-13: 978-4627920910 |
参考書 Required Materials |
小郷 寛,美多 勉,システム制御理論入門,実教出版株式会社 橋本 洋志,石井 千春,小林 裕之,大山 恭弘,Scilabで学ぶシステム制御の基礎,オーム社 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
レポート10%,中間試験 45%,期末試験45%に配分した計100点満点で評価し,60点以上を合格とする. 再試験は行わないため,不合格者は再履修のこと. 目標1,2は,中間試験において計算問題を出題して到達度を評価する. 目標3は,定期試験において計算問題を出題して到達度を評価する. |
履修上の注意 Please Note |
線形代数,解析A・B を受講しておくこと.本科目は後期開講のシステム制御工学の基礎となるため,システム制御工学を受講する場合には,本科目を必ず履修すること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
線形システム論は連続時間システムのモデル化, モデル化によって得られる微分方程式の解の性質を学ぶことによって, 実際のシステムの挙動を解析したり, 好ましい挙動を得るためのシステム設計の基本を習得する授業科目である. 本講義では主に行列演算に焦点を当てて進めていく. 授業の復習を必ず毎回行うこと.また,課された課題については必ずレポート提出すること. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
情報技術者としての情報基礎 |
関連科目 Associated Courses |
ディジタル信号処理,確率・統計,解析A,解析B,線形代数,制御工学,システム制御工学 |
備考 Remarks |