開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義と課題による演習 |
授業科目名 Course Title |
材料科学A |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
世利修美 |
教員室番号 Office |
B212 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5365 |
連絡先(E-mail) |
seriアットマークmmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
水曜日13−15時 |
授業のねらい Learning Objectives |
材料学の初歩としての材料科学Aは工学の基本であり、ものづくりで大切な分野である。本授業では、材料学ばかりではなく工学一般で用いる数学的な基礎について例題を通して修得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.単位や単位系に関する基本的な関係を理解し、工学分野の問題を解くことができる。(計算力) 2.微分・積分の工学における応用を理解し、数理モデルの概念やものの見方・考え方を正確に述べること ができる。(知識力) 3.微分方程式を理解し、工学モデルに基づいた論証を適切に展開できる。(論理力) 4.熱力学諸関数を理解し、材料の物理化学的な挙動を具体的な適用例をあげて説明ができる。(理解力) |
授業計画 Course Schedule |
:総授業時間数(実時間);24時間 1週目 シラバスの説明、材料科学の概要 2週目 単位と単位系(コヒーレントな単位)の種類 3週目工学における関数の性質、対数関数、三角関数等 4週目 材料科学における微分・積分の基礎 5週目 材料科学における微分・積分とその応用 6週目 材料科学で使う熱力学関数 7週目 材料科学の状態関数の導入とその応用 8週目 中間試験 9週目 中間試験の解答と説明 10週目 材料科学の可逆反応と非可逆反応 11週目 材料科学におけるギブスの自由エネルギーと熱力学的関数 12週目 材料科学における偏微分と全微分 エンタルピーとエントロピー 13週目 材料科学における微分方程式による熱力学第1法則と第2法則 14週目 化学ポテンシャルと状態図 15週目 状態図の読み方とその応用 (16週目 定期試験) 以上、自己学習の確保のため、テキストの予習と参考書による復習が必要です。 |
教科書 Required Text |
矢野健太郎/石原繁:科学技術者のための基礎数学 (新版),裳華房(1982) |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | 教材は授業で指示する。授業では講義内容をまとめたプリントを配布することもある。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
到達度目標1から4のすべてにおいて評価方法は以下のように行う。 100 点満点中60 点以上が合格点である。 100 点満点で中間試験30 点、定期試験40 点、小テスト20 点、レポート10 点の割合で評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
@知識力、理解力、計算力などの向上を目指すために、適宜小テストを行うことがあるので十分復習をしておくこと。A授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。B授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。C再試験は基本的には行わない。不合格者は再履修とする。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
レポートを数回、課す予定である。採点しやすいように、見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、(A)-3 物理学等の自然科学に関する基礎知識とそれらの応用能力,(A)-4 機械システム工学に関する知識と、それらを問題解決に応用できる能力に対応している。 JABEE 基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力,に対応し ている。 |
関連科目 Associated Courses |
この科目の履修にあたっては、2学年開講の解析学を履修しておくことが望ましい。 |
備考 Remarks |