開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 情報システム学コース コンピュータ知能学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
組込みシステム |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
佐賀聡人 |
教員室番号 Office |
V501 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5447 |
連絡先(E-mail) |
saga[at]csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
金曜日14:00〜15:00(V212) |
授業のねらい Learning Objectives |
産業機器や家電製品に内蔵される特定の機能を果たすコンピュータシステムである組込みシステムについて,パソコンなどの汎用コンピュータシステムとの違い意識しながら,その仕組みとソフトウェア開発方法についての基礎を学ぶ. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.組込みシステムシステムにおけるソフトウェアの開発の特徴を汎用コンピュータシステムのそれと対比して説明できる. 2.組込みシステムのソフトウェア開発に特に重要なプログラミングテクニックを駆使できる. 3.基礎的なハードウェアの動作を意識してプログラミングを行える. 4.比較的単純な組込みシステムの要求仕様を例に,適切なソフトウェア設計を行う合理的手順を説明できる. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間): 24時間 1週目 講義の位置づけと概要の説明 2週目 組込みソフトウェアとは何か 3週目 組込みソフトウェアの起動過程の概要 4週目 プログラミングの基礎(論理演算とビット演算) 5週目 プログラミングの基礎(メモリ領域と型変換) 6週目 プログラミングの基礎(ポーリングと割り込み) 7週目 ハードウェアの基礎(メモリアクセスとでデータ通信) 8週目 ハードウェアの基礎(データの入出力) 9週目 ハードウエァの基礎(DMA) 10週目 ハードウェアからみたソフトウェア開発 11週目 周辺ハードウェア機能の活用 12週目 事例研究1(モデリング1) 13週目 事例研究2(モデリング2) 14週目 事例研究3(シミュレーション1) 15週目 事例研究4(シミュレーション2) 16週目 定期試験 発展的な内容について講義時間内に幾つかの課題を出し, その課題について講義時間外に各自で調査・考察するように促す場合があります.これらの課題の一部についてもその理解度を定期試験の問題で問うこととしますので, 主体的な自己学習を怠らないように注意して下さい. |
教科書 Required Text |
デザインウェーブマガジン編集部編「組み込みソフトウェア開発スタートアップ」,CQ出版社, 定価:本体2,200円+税 |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
定期試験の結果によって評価する.100点満点で60点以上を合格とする. 定期試験では、10問程度の記述式の問題(各問題100文字から200文字程度で解答)を出題し、到達度目標1〜4に対する到達度を評価する. |
履修上の注意 Please Note |
・指定した教科書を講義に必ず持参すること. ・原則として再試験は行わない. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
この科目を修得するにはシステムの動作の仕組みを自らの頭でよく考えて理解しようという姿勢が重要です.暗記力に頼る学習では学習効果が期待できませんのでその点は十分留意して下さい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業科目は情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの以下の教育目標に対応している. ・情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける. |
関連科目 Associated Courses |
・この科目は「電子情報回路」,「オペレーティングシステム」,「計算機システム」を基礎とするので、これらの科目を事前に修得していることが望ましい. ・この科目の今後の関連科目は「情報システム学実験」,「コンピュータ知能学実験」である. |
備考 Remarks |
・上記の関連科目の他、C言語によるプログラミングに関する知識が十分にあることが,この科目の前提となっています.準備が不十分な人は各自復習をして下さい. |