開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
電気電子工学コース
情報通信システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修:電気電子工学コース
選択:情報通信システム工学コース
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
制御工学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
青柳 学
教員室番号
Office
E305-1
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5504
連絡先(E-mail)
E-mail
maoyagi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
情報電子工学系学科電気電子系コース掲示板のオフィスアワー一覧,または,
http://www.muroran-it.ac.jp/ie/elec/electronics/elec/undergraduate/officehour.html
を参照して下さい.
授業のねらい
Learning Objectives
本授業では,古典制御理論に基づく伝達関数,ブロック線図,およびボード線図による系の記述方法、周波数応答や安定性,さらにフィードバック制御系の制御器の設計について、例題を通して修得する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1 .制御したい具体的な系が与えられたとき、適切に未知変数を設定し微分方程式を構成し、系を記述することができる。(30%)
2 .与えられた系を、伝達関数・ブロック線図・ボード線図などで記述・モデル化し、系の性質を多面的に捕らえることができる。(30%)
3 .モデル化した系の周波数応答や安定性など,系のふるまいを判定することができる。(20%)
4.制御器の設計ができる。(20%)
授業計画
Course Schedule
総時間数:1.5時間×15回+定期試験=24時間

1.制御工学概要
  制御系の構成,ラプラス変換,ラプラス逆変換
2.システムと伝達関数(1)
  ラプラス変換による微分方程式の解法,伝達関数
3.システムと伝達関数(2)
  制御要素の伝達関数,電気系と機械系のアナロジ
4.ブロック線図と等価変換
5.システムの時間応答(1)
  1次遅れ系の過渡特性と定常特性,最終値定理
6.システムの時間応答(2)
  2次遅れ系,高次系の過渡特性と定常特性
7.制御演習(1)
8.システムの周波数応答(1)
  周波数伝達関数,ベクトル線図
9.システムの周波数応答(2)
  ボード線図
10.システムの安定判別(1)
  図的解法(ナイキスト線図,ボード線図)
11.システムの安定判別(2)
  特性方程式,係数判別法
12.フィードバック系制御系の設計(1)
   設計手順,構成,閉ループ定常特性
13.フィードバック系制御系の設計(2)
   閉ループ過渡特性
14.フィードバック系制御系の設計(3)
   PID制御器,位相補償器
15.制御演習(2)
(16.定期試験)

●理解度を確認するため毎回レポートを課します。指定された場所へ提出すること。
教科書
Required Text
横山,濱根,小野垣 著「基礎と実践 制御工学入門」 コロナ社 定価(2,800+税)
参考書
Required Materials
中野、美多 著「制御基礎理論[古典から現代まで]」昭晃堂 定価(2,600 円+税)
宮崎道雄 編著「システム制御 I」オーム社 定価(2,800 円+税)  
教科書・参考書に関する備考 図書館にある多くの制御工学に関する書籍が参考になります。
成績評価方法
Grading Guidelines
課題(40点分),定期試験(60点分)の合計(100点満点)で 60 点以上を合格とする。 
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について: 課題,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標2について: 課題,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標3について: 課題,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標4について: 課題,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。

・再試験について
最終評価点(100点満点)が50〜59点であり,再試験を希望するものについて,再試験を実施する。
再試験後の最終評価点は60点を上限とする。
ただし,与えられた課題を全て解答し,期限内に提出することが受験の条件である。

不合格者は再履修すること。
履修上の注意
Please Note
●情報電子工学系学科昼間コースの学生に限る。
●出席確認のため学生証を持参して下さい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
予習,復習を行い,よく勉強して下さい.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この科目は、当学科の学習目標のうち、B「電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する」に主体的に関与する。
関連科目
Associated Courses
電気回路I,II,III,電気電子工学実験B ,システム制御工学
備考
Remarks