開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
基礎物理A (情電後半)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
宮永滋己
教員室番号
Office
Y201
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5530
連絡先(E-mail)
E-mail
miyanaga@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜日 16:00〜18:00
授業のねらい
Learning Objectives
・力学の基本的概念と物体の運動を記述する力学法則を学ぶ。
・複雑な力学現象の本質をとらえ,多くの要素の中から最も重要なものを取り出して単純化,抽象化する手法と運動を記述する数学の手法を学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.運動の記述に必要なベクトルや微積分の基本公式を理解し,種々の物理量を表すことができる。
2.物体の位置,速度,加速度を,微積分を用いて互いに導くことができる。
3.質点に働く力および運動方程式を理解し,代表的な問題を解くことができる。
4.仕事とエネルギーの概念を把握し,代表的な問題を解くことができる。
5.作用反作用の法則を理解し,代表的な問題を解くことができる。
6.解いた結果から何が言えるのかを考える習慣を身につける。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
 第1週  ガイダンス,物理:高等学校と大学の違い,ベクトルとスカラー
 第2週  物理量と単位,物理量と数学的量の関係(国際単位系)
 第3週  質点の位置と変位(平面座標と空間座標,座標と位置ベクトル)
 第4週  速さ,速度および加速度(平均変化率と微分,ベクトルの微分)
 第5週  基本的な1次元運動(等速度運動,等加速度運動,単振動)
 第6週  基本的な2次元運動(等速円運動,単振動との関係)
 第7週  力と慣性(質量と重力,ニュートンの運動の3法則,万有引力の法則)
 第8週  運動方程式の解法例1 (放物運動,単振動)
 第9週  運動方程式の解法例2 (単振り子と単振動,斜面を滑る質点運動)
 第10週  仕事と運動エネルギー (運動方程式の位置についての積分,仕事-力と変位の内積-)
 第11週  力学的エネルギー保存の法則 (保存力とポテンシャル)
 第12週  2体問題,重心とその運動 (重心運動と相対運動,換算質量)
 第13週  運動量保存の法則 (運動量と力積) (演習問題の配布)
 第14週  運動量と角運動量 (回転運動での保存量の導入)
 第15週  まとめ
 第16週 定期試験
※)適宜まとめのプリントを配布するので,予習,復習をすること。
教科書
Required Text
加藤 潔著 「物理学講義」 培風館
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験を実施し,100点満点中60点以上を合格とする。到達度目標1〜5は,定期試験において論述問題,計算問題を出題し達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
・定期試験に不合格の場合には再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
力学は多くの学問の基礎になる科目であり,一度講義を受けただけでは理解できません。適宜まとめのプリントを配布しますので予習,復習を行なうとともに,自分で問題を解いてみてください。わからない問題があったら教科書を読んで繰り返し勉強してください。大学の力学では,関数,方程式はもちろん,特にベクトルや微分,積分の考え方は不可欠で非常に重要です。高等学校レベルの数学,特にベクトル,微分積分法の基礎について復習しておいてください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
電気電子工学コースと情報通信システム工学コースの学習・教育目標(A)
「(数学・物理)自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する.」に主体的関与する.

情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの学習・教育目標
「情報技術者 [情報基礎] 数学と自然科学の基礎知識を身につける.」に関係する.
関連科目
Associated Courses
基礎物理B
備考
Remarks