開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
授業科目名
Course Title
応用光学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
矢野隆治
教員室番号
Office
K314
連絡先(Tel)
Telephone
電話:0143ー46ー5613
ryie1@mmm.muroran-it.ac.jp
連絡先(E-mail)
E-mail
オフィスアワー
Office Hour
火曜 16:00-17:30
授業のねらい
Learning Objectives
電磁気学的扱いにより、光の性質、物質の光学意的性質の理解を深める。
光の波としての性質を、まず理解する。その後Maxwell方程式を復習し、電磁波の基本的な性質を理解する。さらに、電磁気学の範囲で、物質の光学的性質を理解する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1 光学に関する一般的な基礎知識を習得する.(知識力)
2 光の波動としての性質、電磁波としての性質を理解する.(理解力)
3 干渉・回折に関する簡単な計算ができる.(計算力)
4 物質の光学的性質を、電磁気学の立場から理解する(理解力)
授業計画
Course Schedule
講義時間 1.5時間/週x16週=24時間

前もって講義に使用するPDFファイルを印刷してください。
場所は、
応用理化学系学科 応用物理コース ホームページ
応用物理コース紹介 光 矢野隆治 授業関係のページにあります。
http://www.muroran-it.ac.jp/rikagaku/ap/zyuken/labo/lesson_yano.html
第2週目以降は、そのファイルを元に講義します。

第1−2週 シラバスの説明。幾何光学 波動
第3-6週 Maxwell方程式の復習 波動方程式とその解 
第7週 ポインティングベクトル 電磁波のエネルギー
第8−10週 物質中の電磁波の基本的性質
第11-13週 物質の光学的性質
第14週 結晶中での電磁波の伝播 光学的異方性、複屈折
第15週 定期試験
第16週 試験問題の解説

不定期で授業時間に数回小テストを実施する予定(4~6回)なので、それに備えて講義内容の復習をする事。
教科書
Required Text
なし
参考書
Required Materials
 小出昭一郎 「物理学」4章 裳華房
電磁気学の本(Maxwell方程式の説明がある)なら、何でも
例として、砂川重信 電磁気学の考え方(岩波書店)
固体物理の本
図書館にある本で、自分が理解できるものを探そう。 
教科書・参考書に関する備考 授業計画のところにあるように、PDFファイルを教科書として用います。2週目以降は、このテキストを見ながらの説明も増えるので、忘れずに用意してください。なお、テキストの最後のに書かれている。「局所電場補正」と「クラマース-クロニッヒの関係式」は、授業では扱いません。興味のある学生の自主的な勉強を期待しています。
成績評価方法
Grading Guidelines
授業中に複数回行う小テスト(30点満点)と定期試験(70点満点)により、合否を決める。
  小テスト:
   講義内容の理解を確かめる問題はもちろんの事、計算能力を維持・高める事を目的とした、
   不等式、線形代数、微積分等の範囲での数学(高校レベル程度)の出題をする。
 定期試験:
   講義内容の範囲での出題である。
小テストと定期試験の合計で、100点満点中60点以上を合格とする。

各到達度目標の評価方法は、次のように行なう。
目標1〜4.小テスト、期末試験において計算問題を出し達成度を評価する。
なお、計算問題は、問題の正しい把握と論理的思考によって、
正しい答えが得られるように作成してあるため、知識力、理解力、および計算力を
問う事になる。

再試験は行わないので、小テストと定期試験でしっかり点を取ってください。
なお、定期試験当日に試験を受けられなかった場合は、その事情を考慮する場合がある。
履修上の注意
Please Note
電磁気学Bの講義の後半部分(Maxwell方程式の関連した項目)をあらかじめ復習していると、講義の理解に役立ちます。
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、応用物理コースの学習・教育目標の(F)応用物理専門能力に対応する。
この授業の単位修得は、JABEE基準の(d)(2a)に対応する。
関連科目
Associated Courses
2年次後期開講の「電磁気学」(必修)を履修・理解していることが望ましい.
Maxwellの方程式を理解している事が望ましい。
3年次後期開講の「レーザー工学」(選択)および「光デバイス」(選択)を履修予定の学生は,この講義の単位を修得していることが望ましい.
備考
Remarks