開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 応用物理コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
統計熱力学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
近澤 進 |
教員室番号 Office |
K405 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143−46−5618 |
連絡先(E-mail) |
chika @ mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
金曜日13:30-15:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
ミクロな体系(力学的視点)とマクロな体系(熱力学的視点)の橋渡しをする統計熱力学を学ぶ。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 確率・統計の基礎がわかる。(基礎力) 2. エントロピーとボルツマンの関係式を理解できる。(理解力) 3. 統計熱力学の基本的な分布を理解し、論理的展開により熱力学性質を求めることができる。(論理力) 4. 基本的な例題を解いて統計熱力学の役割と物性への応用を説明できる。(応用力) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 週 授業内容 1.確率と統計の基礎 2.統計熱力学の基礎 3.ミクロカノニカル分布の方法 4.ミクロカノニカル分布の応用 5.カノニカル分布の方法 6.カノニカル分布の応用1 7.カノニカル分布の応用2 8.大きな状態和とグランドカノニカル分布 9.量子統計の基礎 10.ボーズ統計の応用1 11.ボーズ統計の応用2 12.フェルミ統計の応用1 13.フェルミ統計の応用2 14.相互作用の強い系における統計力学1 15.相互作用の強い系における統計力学2 16.定期試験 教科書と事前に配布するプリントにより予習を、 また、毎回授業内に解く問題を中心に復習すること。 |
教科書 Required Text |
「熱・統計力学講義」 河原林 透 著 サイエンス社(新・数理科学ライブラリ 物理学4) |
参考書 Required Materials |
久保亮五 編「大学演習 熱学・統計力学」裳華房(図書館所蔵)# 小暮陽三 著 「統計力学」森北出版 (図書館所蔵) # 市村浩 著「統計力学(改訂版)」裳華房基礎物理学選書10 (図書館所蔵)# F.ライフ 著「統計物理(上)(下)」丸善バークレー物理学コース5(図書館所蔵)# F.ライフ 著「統計熱物理学の基礎(上)(中)(下)」 吉岡書店(図書館所蔵)# C.キッテル 著「熱物理学第2版」丸善(図書館所蔵) # 香取眞理 著「統計力学」裳華房フィジックスライブラリー |
教科書・参考書に関する備考 |
この他にも「統計熱力学」に関する教科書は非常にたくさんあります。 図書館で、自分にあった参考書を見つけてください。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100点満点中60点以上が合格点である(小テスト40点、定期試験60点)。 各到達度目標の評価方法は、以下のとおりである。 目標1.小テスト、定期試験で確率・統計の基礎的問題を出題し、達成度を評価する。 目標2.小テスト、定期試験でミクロ・カノニカル分布の理解度を問う問題を出題し、達成度を評価する。 目標3.小テスト、定期試験でカノニカル分布とそれから論理的展開により熱力学的諸性質を導く問題を出題し、達成度を評価する。 目標4.小テスト、定期試験で統計熱力学の物性への応用問題を出題し、達成度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
・理解を深めるため、毎回数題の問題を解き、理解度を自己採点し提出してもらう。これを15回、すべて提出することが成績評価の条件である(欠席した場合でも教科書やプリントで自己学習し、理解度の自己採点結果を提出してもらう)。 理解度が充分でない場合は自主的に予習・復習をすること。 ・小テスト3回と定期試験の結果で成績を評価する。定期試験で不合格になった者には1回だけ再試験を行う。定期試験を病気などの理由で受験できなかったものには追試験を行う(欠席届提出者に限る)。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
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学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
本授業は、応用理化学系学科応用物理コースの学習・教育目標(D)理工学の基礎 の達成に寄与する。 また、JABEE基準 d-1(a)数学(微積分学、線形代数学、ベクトル解析、物理数学)、物理学(力学、電磁気学、熱物理学、量子物理学)、基礎実験、情報科学に関する基礎知識および基礎技術、に対応する。 |
関連科目 Associated Courses |
熱力学、物理化学A、量子論、量子力学、固体物理A、固体物理B、誘電体物理学、半導体物理学、磁性 |
備考 Remarks |