開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
化学システム工学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
大平勇一
教員室番号
Office
H310
連絡先(Tel)
Telephone
46-5768
(原則として何かあったら来室してください)
連絡先(E-mail)
E-mail
ohira@mmm.muroran-it.ac.jp
(原則として何かあったら来室してください)
オフィスアワー
Office Hour
学科HPで確認して下さい
授業のねらい
Learning Objectives
化学反応,生物反応を工業規模で実現するために必要な概念であるエネルギー収支を学ぶ。化学反応,生物反応の温度制御に必要な基本的能力を養う。
到達度目標
Outcomes Measured By:
この授業の目標は以下の通りである。
(1) 基本的な用語を理解する(知識力)
(2) エンタルピー収支,Gibbsエネルギーと化学平衡について理解する(計算力)。
授業計画
Course Schedule
総授業時間:24時間

第1週 講義のガイダンス
第2週 物質の基本的性質(第1-4章)
第3週 物質収支(第5, 6章)
第4週 熱力学法則(第7章 7.1)
第5週 エネルギー保存の法則(第7章 7.1)
第6週 実在気体の比熱とエンタルピー(第7章 7.2)
第7週 高圧気体のエンタルピー,液体の比熱,蒸発潜熱(第7章 7.3, 7.4, 7.5)
第8週 熱化学,標準反応熱(第8章 8.1, 8.2)
第9週 燃料の発熱量,定圧反応熱と定容反応熱(第8章 8.3, 8.4)
第10週 反応熱に対する温度および圧力の影響(第8章 8.5)
第11週 反応器のエンタルピー収支,理論燃焼温度(第8章 8.6, 8.7)
第12週 平衡定数,標準Gibbsエネルギーと平衡定数K298(第9章 9.1, 9.2)
第13週 平衡定数に対する温度の影響(第9章 9.3)
第14週 平衡転化率(第9章 9.4)
第15週 まとめ
第16週 定期試験

学習内容を把握するための予習と,学習内容の理解を深めるための復習を心がけること。
教科書
Required Text
浅野康一 「化学プロセス計算 新訂版」,共立出版 [化学工学基礎の教科書]
参考書
Required Materials
#化学工学会「化学工学便覧」、丸善 (附属図書館所蔵)
#亀井三郎 「化学機械の理論と計算」、産業図書 (附属図書館所蔵)
#化学工学会「化学工学辞典」、丸善 (附属図書館所蔵)
#小出昭一郎「物理学」、裳華房(熱力学の教科書) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
・成績は定期試験100点で評価し、60点以上を合格とする(点数を成績とする)。
目標(1)は記述問題,目標(2)は計算問題で評価する。
・再試験は行わない。
履修上の注意
Please Note
・原則として応用理化学系学科応用化学コース,バイオシステムコース2年生とする。
・第1週目の授業に指定した教科書を持参すること。
・講義の進行時期や項目内容等は習熟度合い等により変更する場合がある。
・再履修については応用化学コース・バイオシステムコース3年生を優先し、以降座席に余裕があれば4年生,他学科履修の順とする。
・定期試験で不合格となった者は翌年以降、再履修とする。
教員メッセージ
Message from Lecturer
化学反応,生物反応は温度制御が極めて重要です。温度制御に失敗すると製品品質に影響を及ぼすだけでなくあなた自身の生命に関わる場合もあります。気をつけましょう。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
応用理化学系学科応用化学コースの教育目標B-2(専門的知識-化学工学)の達成に寄与する。
応用理化学系学科バイオシステムコースの教育目標B-2(専門的知識-化学工学)の達成に寄与する。
関連科目
Associated Courses
熱力学,物理化学A,化学工学基礎,移動論,反応工学,化学工学実験Aなど
備考
Remarks