開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
解析C (応理後半)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
加藤正和
教員室番号
Office
Q404
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5809
連絡先(E-mail)
E-mail
mkato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
木曜日16:30-18:00
授業のねらい
Learning Objectives
微分積分学のうち多変数関数にかかわる内容、特に,2変数関数の2重積分法を理解する。
自然現象・社会現象のモデルとしての常微分方程式の意味を理解し、その解法を修得する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 2変数関数の重積分の定義と性質を理解し、計算することができる。
2. 重積分の変数変換を理解し、計算することができる。
3. 広義重積分について理解し、計算することができる。
4. 変数分離形常微分方程式を解くことができる。
5. 1階線形微分方程式を解くことができる。
6. 2階線形常微分方程式を解くことができる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
 1週目 ガイダンスと積分の復習
 2週目 重積分の定義と性質
 3週目 累次積分の計算
 4週目 累次積分の順序交換
 5週目 重積分の変数変換
 6週目 極座標変換
 7週目 体積と空間の極座標変換
 8週目 1階線形微分方程式
 9週目 中間試験
10週目 変数係数1階線形微分方程式
11週目 定数変化法
12週目 未定係数法
13週目 2階線形微分方程式
14週目 2階非斉次線形微分方程式
15週目 変数分離形・同次形の解法
16週目 定期試験 
自己学習 :講義前にあらかじめ教科書を読んで予習し、講義後は教科書の演習問題を解いて復習すること。
教科書
Required Text
「微分積分」、 高坂・高橋・加藤・黒木場 著、学術図書出版社 (1年次に購入済み)#
「微分方程式概説」、岩崎千里・楳田登美男 著、サイエンス社#
参考書
Required Materials
「入門微分積分」、三宅敏恒 著、培風館#
「続 微分積分読本 多変数」、小林昭七 著、裳華房#
「明解 微分方程式 改訂版」、長崎憲一・中村正彰・横山利章 著、培風館#
「常微分方程式」、矢嶋信男 著、岩波書店#
「微分方程式の基礎」、笠原晧司 著、朝倉書店#
「新微分方程式対話 (新版)」、笠原晧司 著、日本評論社#

多くの大学生が、大学数学でつまづく理由は、数学の言葉遣いや論理展開になれていないためだと思われます。数学で使われる言語は、日本語・英語などの日常用いる言語と違い、厳密な言葉づかいや文法が求められます。以下の本などを参考に、各自でそれらを習得する訓練を行なって下さい。

「数学の基礎体力をつけるためのろんりの練習帳」、中内伸光 著、共立出版#
「ろんりと集合」、中内伸光 著、日本評論社#
「数学は言葉」、新井紀子 著、東京書籍# 
教科書・参考書に関する備考 微積分、微分方程式の本は数多く出版されているので、図書館などで自分に合ったものを探し、参考にして下さい。 
成績評価方法
Grading Guidelines
演習レポートを通して出席が良好な者に試験の受験資格を与える。
中間試験40%、定期試験60%の割合で評価する。100点満点中60点以上を合格とする。
到達度目標1〜3は、中間試験における計算・論述問題で評価する。 到達度目標4〜6は期末試験における計算・論述問題で評価する。
履修上の注意
Please Note
不合格者には、再試験(100点満点)を実施する。 但し、再試験を受験するための必要条件は、中間試験と期末試験の両方を受験し、かつ、演習レポートの提出を通して出席が良好である事とする。再試験の場合は60点以上を合格とする。再試験合格者の成績は、試験の得点にかかわらず60点とする。再試験に不合格の場合は再履修すること。 
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義での疑問点などは、そのままにせずに気軽に質問して下さい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は応用理化学系学科、
・応用化学コース・バイオシステムコースの「A.語学、数学、自然科学、及び情報技術等の基礎知識を身につける。【基礎】」
・応用物理コースの「D.(理工学基礎)技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎として、数学、自然科学、情報科学を習得する。」
に対応している。
関連科目
Associated Courses
解析A、解析B、線形代数、線形空間入門
備考
Remarks
オフィスアワー以外にも在室時には質問などに対応します。