| 開講学期 Course Start | 2015年度 前期 | 
| 授業区分 Regular or Intensive | 週間授業 | 
| 対象学科 Department | 機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース | 
| 対象学年 Year | 4 | 
| 必修・選択 Mandatory or Elective | 選択 | 
| 授業方法 Lecture or Seminar | 集中講義形式。必要に応じて映像を使用する。 | 
| 授業科目名 Course Title | 航空宇宙工学特別講義B | 
| 単位数 Number of Credits | 1 | 
| 担当教員 Lecturer | 非常勤講師:高松 聖司 (窓口教員:樋口 健) | 
| 教員室番号 Office | A301(樋口) | 
| 連絡先(Tel) Telephone | 内線5387(樋口) | 
| 連絡先(E-mail) | higuchi?mmm.muroran-it.ac.jp | 
| オフィスアワー Office Hour | 木曜日10:00-12:00 | 
| 授業のねらい Learning Objectives | 航空機や宇宙機など輸送機器の構造設計および航空宇宙ビジネスでの生かし方の実際を第一線の専門家から直接習う。実践的な教育効果を狙っている。 | 
| 到達度目標 Outcomes Measured By: | 宇宙輸送系および人工衛星の構造設計法の実際を習得する。 市場で役立つ設計とは何かを習得する。 設計技術者に期待される能力を知る。 | 
| 授業計画 Course Schedule | 総授業時間数;11.25時間 [第1回] 宇宙輸送システム概論と宇宙輸送構造力学(世界の宇宙輸送システムの歴史を概観し、特別講義で対象とする打上げシステムの位置づけを明確にする) [第2回] 打上げシステムの基本設計法と構造およびシステムの最適化(打上げシステムを構成する要素と、その全体構成がどのような要件で定められているか述べ、最適設計の意味、設計の限界を明確にする) [第3回] 打上げシステムと衛星の機械インターフェース(多種多様な衛星を打上げるために必要な、打上げシステム・衛星インターフェースについて述べる。局所的な最適化の弊害を明らかにし、効率的な打上げのためにインターフェース設計の大局的な最適化アプローチについて述べる) [第4回] ユーザーの要求と衛星設計方針の設定法(打上げシステムの優秀さは、高性能、高信頼性、低コストに尽きるが、これら三要素が具体的に意味するものはユーザーによって異なり、その解釈によって、打上げシステムの設計法も変わる。ユーザーの要求を正しく分析し、打上げシステム開発の方向性を決める設計方針の設定法について述べる) [第5回] 成功率と信頼性に対する機械設計者の留意点(打上げシステムの信頼性は、他の輸送系と比べて極めて低い。なぜ信頼性を上げられないのか、信頼性を向上させるためには何が必要なのか、という点について述べる) [第6回] 基幹ロケットの存在と国際協力および設計技術者に期待される能力(宇宙への独自アクセス手段を持つということは、先進国が先進国であるために欠くべからざる要件である。そのために基幹ロケットが開発されるが、その維持は難しく、コストもかかる。このため、将来的には基幹ロケットを維持するうえで国際協力が有効が解決策となりうる。この観点から、打上げシステム開発において、技術面以外の要素がどのような影響を及ぼすかについて述べる) [最終回] 宇宙輸送系の未来と将来の設計技術者が持つべき視点(第六回までの特別講義で述べた内容をまとめ、輸送系の未来について概観し、将来の設計技術者が持つべき視点、能力について述べる) ・授業時間内に課題を課すことがある。 ・授業時間内に会話式の質疑応答を課す予定である。 | 
| 教科書 Required Text | なし | 
| 参考書 Required Materials | 授業にて紹介する。 | 
| 教科書・参考書に関する備考 | 教材は授業で指示する。 映像資料を多く使用する。 | 
| 成績評価方法 Grading Guidelines | レポートで評価する。100点満点中60点以上を合格とする。 各到達度目標の評価方法は、最終レポートの論述内容によって行う。 | 
| 履修上の注意 Please Note | @知識力、理解力、思考力、感受性などを確かめるために、適宜口頭による質疑応答を行うことがある。 A授業中の質問は大歓迎。 B授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 C再試験は行わない。不合格者は再履修とする。 | 
| 教員メッセージ Message from Lecturer | 口頭による質疑応答を課す予定である。 レポートでは論理展開をわかりやすく伝えられるように心掛けること。 | 
| 学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy | この科目は機械航空創造系学科航空宇宙工学コースの学習・教育目標の(B):航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得 に対応する。 | 
| 関連科目 Associated Courses | この科目の履修にあたっては、構造力学基礎理論,航空宇宙工学基礎演習,航空宇宙構造力学T,航空宇宙工学演習T,航空宇宙構造力学U,航空宇宙工学演習U,有限要素法,ロケット工学を履修しておくことが望ましい。 | 
| 備考 Remarks |