開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
航空宇宙システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
受講生自身で実験・実習に取り組む。
授業科目名
Course Title
航空宇宙工学実験
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
今井良二、東野和幸、溝端一秀(とりまとめ)、勝又暢久
教員室番号
Office
今井良二:B214
東野和幸:S207
溝端一秀(とりまとめ):S304 
勝又暢久:B203
連絡先(Tel)
Telephone
今井良二:内線5356
東野和幸:内線5317
溝端一秀(とりまとめ):内線5368
勝又暢久:内線5322
外線からかけるときは局番46を付けてください。  
連絡先(E-mail)
E-mail
今井良二: r_imai@mmm.muroran-it.ac.jp
東野和幸: higashi@mmm.muroran-it.ac.jp
溝端一秀(とりまとめ): mizobata@mmm.muroran-it.ac.jp
勝又暢久: nobuhisa-k@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
今井良二: 火曜日 15:00~17:00
東野和幸: 金曜15:00〜17:00
溝端一秀(とりまとめ): 木曜13:30〜14:30
勝又暢久: 月曜13:30〜15:00
授業のねらい
Learning Objectives
航空宇宙機に関する題材について、その目的に沿って計画された実験を実行し、結果を検討して、題材に設定された問題に対する結論を得るプロセスを学ぶ。実験データに対してコンピュータ等による対照解析を行い、比較することによって、実験結果を考察する。これらの結果を実験レポートとしてまとめることによって報告書作成能力を養うとともに、発表・質疑応答によって問題対応能力と討論能力を養う。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.航空宇宙工学に関する複数の実験テーマの内容を理解し、その基礎知識を修得する。
2.実験計画の立て方、計測方法、および実験装置の操作方法に関する知識を修得する。
3.実験遂行上生じるトラブルに対処できるようになる。
4.コンピュータ解析と実験結果を照らし合わせながら、測定データを処理・解析し、必要なグラフや表等に整理でき、かつ定量的な考察ができるようになる。
5.標準的な体裁・形式の実験レポートをまとめることができる.。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数48時間
受講生は4班に分かれて、以下の4テーマを4週交代で実施する。
第1回目の授業の最初30分間でガイダンスを実施する。
第1回〜第4回:実験(第1ラウンド)
第5回〜第8回:実験(第2ラウンド)
第9回〜第12回:実験(第3ラウンド)
第13回〜第16回:実験(第4ラウンド)
第17回:予備日

1.円柱周りの風洞実験と流体と電磁気のアナロジー実験(今井)
 第1週目:円柱表面圧力分布の計測、カルマン渦周波数計測
 第2週目:回流水槽におけるカルマン渦観察、計測
 第3週目:実験結果まとめ、プレゼンテーション
 第4週目:レポート作成

2.ロケットノズルの性能計測(東野)
 第1週目:ノズル内流れの基本とロケットエンジン基礎の学習と計測基礎
 第2週目:ノズル推力と比推力の計測
 第3週目:ノズル流量係数の計測
 第4週目:ノズル形状と諸特性のまとめ、レポート作成

3.ペーパークラフト飛行機の飛行力学実験とシミュレーション(溝端)
 第1週目:ペーパークラフト飛行機の製作と調整
 第2週目:ペーパークラフト飛行機の飛行経路の計測(於体育館アリーナ)
 第3週目:ペーパークラフト飛行機の飛行経路の模擬計算(於端末室)
 第4週目:データ整理とレポート作成

4.真直梁の構造強度と構造振動(勝又)
 第1週目:梁のたわみ・ひずみ計測
 第2週目:梁のたわみ計測,振動現象の理解,振動解析
 第3週目:プレゼンテーション
 第4週目:データ整理,プレゼン資料の修正,レポート作成

授業時間外に十分な時間を確保して、製作・解析・データ整理・レポート作成・等に取り組む必要があります。
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
「レポートの組み立て方」 木下是雄 著 ちくま学芸文庫
#「理科系の作文技術」 木下是雄 著 中公新書  
教科書・参考書に関する備考 適宜自作資料を配付する。
成績評価方法
Grading Guidelines
1.全実験テーマへの出席と実験レポートを提出することが必須条件です。
2.受理されたレポートは100点満点で採点される。
3.各テーマのレポートについて60点以上の評価が必要である。また、全テーマの点数の平均点を算出し本科目の成績とする。
4.全テーマのうち1つでも欠席、レポート未提出、またはレポート不合格があれば本科目が不合格となり、翌年再履修する必要が生じる。
5.レポート採点の目安は以下の通り。
 標準的なレポートの体裁・形式が整っており内容に不備・誤りがなければ60点
 記述・考察内容が標準レベルに達していれば70点
 データ解析や考察等に独自の工夫や努力があり標準以上のレベルと判断できれば80点

到達度目標の達成度は、授業中の取り組み姿勢およびレポート内容に基づいて評価します。
各テーマの具体的な実施方法、レポートに要求する事項、提出期限、等については、各テーマの担当教員から説明・指示があります。
履修上の注意
Please Note
一回でも欠席すると単位を取得できないので、健康管理に気をつけて頑張ること。やむを得ない事情で欠席した(する)場合は、速やかに各テーマの担当教員に善後策を相談すること。
不合格の場合は、翌年度再履修すること。 
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
航空宇宙システム工学コースの学習・教育目標のうち、以下の項目に対応しています。
(B) 航空宇宙システムエ学分野に必要な様々な知識、技術の習得
(D) 他者との議論や協力をとおして、日本語や英語で自分の意見を論理的に他者に説明し、問題解決につなげる能力の修得
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks