開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
航空宇宙システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
航空宇宙構造工学T
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
樋口 健
教員室番号
Office
A301
連絡先(Tel)
Telephone
内線5387
連絡先(E-mail)
E-mail
higuchi?mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
木曜日10:00-12:00
授業のねらい
Learning Objectives
航空機や宇宙機など輸送機器の構造は,強度・剛性・軽量性を兼ね備えたものでなければならないため,構造様式の洞察と詳細な構造解析を要する。本授業では,これらにに必要な概念と基礎知識を修得する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.梁や柱が荷重を受けた場合の挙動を解析できる。
2.平板の面内応力解析や面外変形解析ができる。
3.薄板構造の曲げと捩りの概念を理解する。
4.剪断場と張力場の概念を理解する。
5.複合材の特性を理解する。
6.サンドイッチ構造の概念を理解する。
7.構造振動の概念を理解する。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数;24時間
第1週:2次元応力、3次元応力
第2週:ビームコラムと柱の座屈(1)
第3週:ビームコラムと柱の座屈(2)
第4週:棒の捩り、骨組構造
第5週:平板の面内変形(1)
第6週:平板の面内変形(2)
第7週:平板の曲げ
第8週:薄板の剪断曲げと捩り(1)
第9週:薄板の剪断曲げと捩り(2)
第10週:剪断場と張力場
第11週:直交異方性平板の二次元弾性特性
第12週:複合積層板の特性
第13週:サンドイッチ構造
第14週:熱応力
第15週:構造振動
第16週:定期試験
・聞いているだけでその場で理解できるわけではないことが多いので毎週の復習が大事である。
・授業時間内に出欠テストを実施することがある。
・宿題として練習問題を課すことがある。
教科書
Required Text
なし。授業中にプリントを配付する。 
参考書
Required Materials
臺丸谷政志・小林秀敏 著「基礎から学ぶ材料力学」,森北出版
#日本航空宇宙学会 編「航空宇宙工学便覧,第3版」,丸善
#日本機械学会 編「機械工学便覧」,日本機械学会
#林毅 編「軽構造の理論とその応用」,日本科学技術連盟
#関谷壮・斎藤渥 共著「薄板構造力学」,共立出版
#小林繁夫・近藤恭平 共著「弾性力学」,培風館
#小林繁夫 著「航空機構造力学」,丸善
#新沢順悦・藤原源吉・川島孝幸 共著「航空機の構造力学」,産業図書
#牧野光雄 著「航空力学の基礎」,産業図書
#滝敏美 著「航空機構造解析の基礎と実際」,プレアデス出版 
教科書・参考書に関する備考 授業初回に多数紹介する。
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験(80%)+小テストや宿題の日常点(20%)で評価する。100点満点中60点以上を合格とする。

各到達度目標の評価方法は、次のように行う。
目標1〜3,7: 出欠テス宿題、定期試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標4〜6: 出欠テスト、宿題、定期試験において計算問題・論述問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
1) 定期試験を受験するには2/3程度以上の出席率を必要とする。
2) 材料力学T,材料力学Uの知識の上に組み立てられる講義であるので,2学年開講の材料力学T,材料力学Uをしっかり復習してしておくこと。
3) 講義の理解度を見るために小テストを行うことがある。宿題として練習問題を課すことがある。この小テストと宿題も成績評価に入る。
4) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
5) 再試験は行わない。不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
取り扱う内容が広範囲なので進度が速い。材料力学T,Uの内容を良く理解していないと、この授業に着いて行くのはかなり難しい。平素から材料力学T,Uの不明確な部分の復習を自ら繰り返すとともに、授業で配布されるプリントや、ノート、小テスト、宿題等を良く復習しておくこと。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この科目は機械航空創造系学科航空宇宙工学コースの学習・教育目標の(B):
航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得 に対応する
関連科目
Associated Courses
この科目の履修にあたっては、2学年開講の材料力学T,Uを良く理解しておくことが必須である。今後の関連科目は、3学年開講の航空宇宙構造工学Uおよび4学年での卒業研究である。
備考
Remarks