開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 (機械システム工学コース) |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 (一部,演習) |
授業科目名 Course Title |
機械システム設計学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
成田 幸仁 |
教員室番号 Office |
B317 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5396 |
連絡先(E-mail) |
y-narita@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日 12:55〜14:25 |
授業のねらい Learning Objectives |
多種多様な機械および機械システムを設計する際には,その用途や分野に応じた部品や設計法が求められる.しかし,機械の全体あるいはその主要部は,基盤となる工学知識に基づき設計され,代表的な機械要素で構成される.本授業では,力学系基礎工学の応用や機械要素技術の理解を通して,機械設計の基礎を学ぶ. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.機械システムの結合系,回転軸系,動力伝達系の基礎を理解できる(理解力). 2.機械システムの結合系,回転軸系,動力伝達系に用いられる構成要素の規格を把握できる(理解力). 3.静的あるいは定常的な特性評価および基礎的な設計計算ができる(計算力). |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 第 1 週 講義概要,設計とは何か 第 2 , 3 週 基礎(強度設計,許容応力・安全率) 第 4 週 基礎(はめあい,表面性状・粗さ) 第 5 週 結合系(ねじ,リベット,溶接) 第 6 週 中間まとめ 第 7 , 8 週 回転系(軸,キー) 第 9 週 回転系(軸継手,すべり軸受) 第10,11週 回転系(転がり軸受,シール) 第12,13週 伝達系(歯車) 第 14 週 伝達系(クラッチ,ブレーキ,ベルト) 第 15 週 総まとめ 第 16 週 定期試験 ※授業計画は,進捗状況や都合により,一部変更する場合がある. ※レポート(12問を予定)を課す.加えて,予復習等,授業時間外の学習も必要である. |
教科書 Required Text |
和田稲苗編著「機械要素設計」実教出版,3,456円(税込) |
参考書 Required Materials |
日本機械学会編「機械工学便覧 B:応用編」,日本機械学会.[附属図書館蔵, 1F参考図書 530.3 ] # 「新編 JIS機械製図 第5版」 吉澤武男 編集 森北出版.[2年後期開講の機械製図の教科書] # 伊藤美光著「機械要素のシステム設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵,1F泉文庫 531.3] # 米山猛著「機械設計の基礎知識」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵 ,1Fシラバス 531.9] # 畑村洋太郎編著「実際の設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵, 1Fシラバス 531.9] # 福田収一著「良い製品=良い商品か?」工業調査会.[附属図書館蔵,336.17F74] |
教科書・参考書に関する備考 | ここに挙げた参考書は,ごく一部です. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
※1〜3の各到達度目標は,レポートと定期試験において以下の方法で評価する. 目標1.論述,計算またはその複合問題を出題し,達成度を評価する. 目標2.選択,計算またはその複合問題を出題し,達成度を評価する. 目標3.計算問題を出題し,達成度を評価する. ※定期試験(80点満点)とレポート(20点満点)を合計して60点以上取得した者を合格とする. ※単位認定には全レポートの提出が必要である.提出遅れや解答の誤りは減点する. |
履修上の注意 Please Note |
※毎回の出席,予復習を原則とする.毎回,教科書・ノート・筆記用具・関数電卓を持参すること. ※休講など,計画に変更が生じた場合には,口頭,板書,掲示のいずれかの手段で事前連絡する. ※出席率が講義実施回数の75%以上無ければ単位認定しない. ※レポートは自分で解き,次週の講義で提出すること. ※レポートは成績評価の一部となるので返却しない.必要であれば,提出前に自分でコピーすること. ※再試験(100点満点)は1回のみ実施する.レポート成績は再試験成績には加味しない.再試験で60点 以上取得した場合は合格とするが,講義成績は60点とする.不合格となった者は,再履修とする. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
皆さんが2年次の「機械製図T・U」で学んだのは,自分の欲しい部品を加工者に伝える方法であり,設計の”出口”です.それに対して,本授業は機能や規格の理解,寸法決定方法など,設計の”入口”により近い内容です.機械系エンジニアには不可欠と言っても良い知識なので,がんばってマスターして下さい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
※機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (C) 工学専門知識の修得 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。 ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。 ※JABEE 基準1(2)との対応 (d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力 |
関連科目 Associated Courses |
※関連科目表において,以下の科目に関連する ・1年次:車のサイエンス,材料特性の基礎,実用材料学,熱力学T,熱力学演習,航空宇宙機の基礎, ロボティクスの基礎 ・2年次:機械力学,機械力学演習,機構学,材料力学,材料力学演習,機械振動学,構造力学基礎 ※本科目の履修には,2年次開講の機会工作法実習T・U,機械製図T・Uの知識が必要である. ※今後の関連科目は,トラック別の設計法と卒業研究(テーマに依存) である. |
備考 Remarks |