開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義、討論、調査分析、発表
授業科目名
Course Title
技術者倫理 (航空コース)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
東野和幸
教員室番号
Office
S207(東野)
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5317(東野)
連絡先(E-mail)
E-mail
higashi@mmm.muroran-it.ac.jp(東野)
オフィスアワー
Office Hour
金曜日15:00-17:00(東野)
授業のねらい
Learning Objectives
Learning Objectives
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。その上で具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。なお、技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。
到達度目標
Outcomes Measured By:
到達度目標Outcomes Measured By:
1. 技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30%
2. 多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。専門性と総合性】(知識・理解)20%
3. 技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20%
4. 技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30%

授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
第1週 シラバスの説明、技術者,技術者倫理とはなにか(藤木)
第2週 事例研究:機械系(東野)
第3週 倫理は怖くない(外部講師 蔵田)
第4週 内部告発(藤木)
第5週 事例研究:情報系(板倉)
第6週 ヒューマンエラー(河合)
第7週 企業倫理(竹中)
第8週 原発事故と倫理観(河内)
第9週 グループ討論説明・班分け・テーマ決定
第10週 グループ討論
第11週 グループ討論
第12週 グループ討論
第13週 発表会
第14週 発表会
第15週 発表会
第16週 定期試験


講師の都合で実施日が変更になることがあります。 

*本授業では,技術者倫理と研究者倫理は個別に扱うのではなく、多くの事項は共有するものとして扱う。
例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定
*教科書の該当する章を読み,あらかじめ理解すること.
*授業時間外では,社会情勢を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学修をするように努力すること.

教科書
Required Text
「オムニバス技術者倫理」北海道技術者倫理研究会編 共立出版 2200円  
参考書
Required Materials
「改定版 技術者倫理」札野順著日本放送出版協会 
# 「科学技術者倫理の事例と考察」米国NSPE倫理審査委員会編 丸善 (3000円) (図書館所蔵)
#「工学倫理入門」 シンジンガー他 丸善 (3200円)(図書館所蔵)
#「技術倫理 1」みすず書房(2800円)ウィットベック (図書館所蔵)
# 「技術者の倫理 入門 第4版」杉本泰治 丸善(1700円)(図書館所蔵)
# 「技術者による実践的工学倫理」中村収三 化学同人(2400円)(図書館所蔵)
#「はじめて学ぶ技術倫理の教 
教科書・参考書に関する備考 上記教科書の他,講義中に配布するプリント類も使用します。
上記参考書の他に,本学附属図書館に多数蔵書およびビデオが有ります
成績評価方法
Grading Guidelines
レポート40%,グループ討論および発表40%,定期試験20%程度を総合して評価する。100点満点で60点以上を合格とする。

各到達度目標の評価方法は次のように行う。
・ 目標1について:レポート,定期試験により評価する。
・ 目標2について:レポートおよび定期試験により評価する。
・ 目標3について:グループ討論および発表会により評価する。
・ 目標4について:グループ討論および発表会において,定期試験により評価する。








履修上の注意
Please Note
・ 当該学科学生に限る。
・ インターネット、パソコンの基本技術が必要です。
・ 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。
・ 不合格または出席率80%未満の者は来年度以降に再履修とする。
・ 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
・ 再試験は行わない。
・やむを得ず欠席する場合は速やかに担当教員に申し出て代替措置について相談すること。 
教員メッセージ
Message from Lecturer
・ 講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。
・ 授業は1クラス制(大教室)と2クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認をしてください。
・ 授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
・ 見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
・授業風景の音声,映像等を記録することがありますので,ご協力ください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
<学科の学習・教育目標との対応>
F.航空宇宙システム工学分野の技術が与える社会、環境などへの影響を認識し、技術者としての倫理について修得する。以下詳細に述べる。

1. 技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果、および技術者が社会に対し負っている責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)25%
2.多岐の分野におよぶ技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)25%
3.倫理的な問題をとおして、個人はもとよりグループで協力して問題解決に当たることができる。【価値の多様性】(価値・態度) 25%
4.倫理的な問題に対し、問題解決にいたる倫理的判断をすることができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)25%


関連科目
Associated Courses
この科目の履修を必要とする科目、または関連する科目
卒業研究I,II
備考
Remarks
外部講師紹介
 蔵田伸雄(北大大学院文学研究科応用倫理教育センター教授)
 竹中章二(東芝・主席技監)