開講学期
Course Start
2015年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 材料工学コース
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
結晶構造学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
齋藤英之
教員室番号
Office
K−702
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5654
連絡先(E-mail)
E-mail
saitoh@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日 16:30〜17:30
授業のねらい
Learning Objectives
物質はその外形の示す対称性や物質内部の原子配列から
いくつかの結晶構造に分類され,また物質の示す巨視的
性質は結晶構造と密接な関係がある。
本授業では結晶構造についての入門的な講義を行い,
結晶構造の分類・表記法,結晶構造の解析方法,および
結晶構造と物理的性質との関連についての基礎的な知識
の修得を目的とする。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.結晶に関する基本的な用語を理解し,対称性や格子面の
  表記を正しく使用することができる。
2.簡単な結晶構造をとる物質の原子配列を理解できる。
3.結晶構造解析の原理を理解できる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間(実時間:24時間)

1週目 シラバスの説明,結晶の対称性
2週目 対称操作の分類および表記法
3週目 結晶系
4週目 空間格子
5週目 格子面とミラー指数
6週目 格子面とミラー指数
7週目 ブラベ−格子
8週目 原子間の結合力
9週目 結晶構造の例
10週目 結晶の対称性と物理的性質の関係
11週目 結晶の構造解析法
12週目 X線回折法
13週目 結晶構造因子
14週目 物理的手法による元素分析法
15週目 非晶質および液晶
16週目 定期試験

・何度か宿題を課します。
教科書
Required Text
高橋 清 著 「物質の構造」,コロナ社
参考書
Required Materials
P.J.Brown,J.B.Forsyth(岩崎 博 訳)「結晶構造」 #
島田 章 「結晶構造」 #
G.Burns(寺内・中村訳)「結晶としての固体」 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験 100 点満点中 60 点以上を合格とする。各到達度目標の評価は定期試験における点数で達成度を評価する。宿題のレポートは評価に加えないが,宿題をやってこない者には減点する場合がある。再試験は状況により実施する。再試験も 60 点以上を合格とするが,成績は基本的に 60 点あるいは 65 点とする。解答が特によくできていた場合には 70 点を与えることもある。
履修上の注意
Please Note
この講義は材料学の基礎となる内容ですので,きちんと理解して下さい。講義内容は難解なものではありませんが,内容をより理解するために教科書のその日に講義する部分を読んで来て下さい。
欠席が多い場合には受講態度不良として減点します。
不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義で黒板に板書したものを単に書き写すだけではなく,講義で出てきた重要と思うところをメモする習慣をつけて下さい。また,板書したものを覚えるだけではなく,興味を持ったところは自分から調べるよう心がけて下さい。
次週に講義する部分についても宿題を課し,予習・復習の手助けとすることを行います。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
材料工学コースの学習目標の(D)に対応
JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d)に対応 
関連科目
Associated Courses
この講義は材料工学の基礎となる内容ですので,主専門科目の大部分に関連します。
備考
Remarks