開講学期 Course Start |
2015年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科土木工学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義および演習 |
授業科目名 Course Title |
土木構造力学V |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
栗橋 祐介 |
教員室番号 Office |
D207 |
連絡先(Tel) Telephone |
栗橋:0143-46-5225 内線 5227 |
連絡先(E-mail) |
栗橋:kuri@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月・火曜日 12:00〜12:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
エネルギー法の概念を梁の弾性変形問題,不静定梁を通して理解することをねらいとする. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. ひずみエネルギーの考え方を理解し,各断面力によるひずみエネルギー式を求めることができる. 2. 仮想仕事の原理を理解し,その原理を用いて剛体梁の反力を求めることができる. 3. 内力に関する仮想仕事の原理を理解し,その原理を応用して弾性梁,トラスの変形量を算定できる. 4. カステリアーノの定理を理解し,その定理を応用して弾性梁,トラスの変形量を算定できる. 5. ばねの弾性エネルギーを理解し,梁とばねからなる複合構造の各部材に作用する内力を算定できる. 6. 相反作用の原理を理解し,静定梁,不静定梁の断面力や変形に関する影響線を求めることができる. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間):35.25 時間 第1週:講義の概要説明,仕事とエネルギーに関する解説,ひずみエネルギーの誘導(1) 第2週:ひずみエネルギーの誘導(2),ばねエネルギーの誘導 第3週:ひずみエネルギーを用いた簡易衝撃応答倍率の算定法 第4週:剛体に関する仮想仕事の原理の解説,梁の反力,トラスの部材力の算定法 第5週:内力のなす仮想仕事の原理の解説 第6週:仮想仕事の原理を用いた,梁,トラスの変形量の算定法(1) 第7週:仮想仕事の原理を用いた,梁,トラスの変形量の算定法(2) 第8週:カステリアーノの定理の解説,最小仕事の原理の解説 第9週:ばねと梁からなる複合構造の各部材に作用する内力,変形量の算定法 (1) 第10週:ばねと梁からなる複合構造の各部材に作用する内力,変形量の算定法 (2) 第11週:カステリアーノの定理を用いた複合構造梁等の解法 第12週:相反作用の定理の解説,たわみ影響線,たわみ角影響線の求め方 第13週:反力影響線に関するミューラー・ブレスローの原理の解説,影響線の求め方 第14週:ミューラー・ブレスローの原理を用いた,静定梁および不静定梁の各種影響線の求め方 第15週:定期試験 シラバスを参考に事前学習をしてから講義を受けること. 小レポートに関しては自力で解答し,期日までに提出すること. |
教科書 Required Text |
能町純雄著「構造力学II」朝倉出版 |
参考書 Required Materials |
崎元達郎著,構造力学[上]森北出版 崎元達郎著,構造力学[下]森北出版 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
各達成度目標は,演習と定期試験により総合的に評価する.評価は次のように行う. 1) 演習は完全解答の提出で出席とする. 2) 定期試験の受験資格は,90%以上の演習出席を条件に与える. 3) 定期試験は60点以上で合格とする. 4) 60点に満たない場合には再試験を1回だけ実施する. 5) 20点未満の場合には再履修とする. |
履修上の注意 Please Note |
1) 80%以上の出席が必要(未満の場合は非履修とする). 2) 知識力,理解力,計算力などの向上を目指すために,毎週演習を実施するので十分復習しておくこと. 3) 材料の力学,土木構造力学I,IIの内容を理解していることが必要である. 4) 授業中の質問は大歓迎,オフィスアワーなどでの質問も受け付ける. 5) 講義の変更や緊急時の連絡は講義中または掲示板で通知をする. 6) 毎週水曜日夜7時(予定)からTAによる補講を行う.理解が十分でない学生は出席すること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
1) 演習は,毎回課題を与え,時間内に解けた内容で評価するが,演習の補助として TA(大学院生)を配置するので,TA を十分活用してほしい. 2) 答案用紙は,採点しやすいように見やすく書くこと. 3) 構造力学は,人の生き死にに関わる学問であることより,十分に理解度を深めることが肝要である. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
対応する土木コースの学習・教育目標: ○(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力), ◎(D) ジェネラルコントラクター(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の修得(土木専門基礎), ○(E) 実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の修得(実験実習) ○(G) 自然と人間の調和を基調とする国土・地域・都市づくりができる能力を身につける. |
関連科目 Associated Courses |
この授業の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学と土木構造力学T, Uを履修しておくことが望ましい.今後の関連科目は3学年開講の土木構造解析学,土木鋼構造学T,U,土木コンクリート構造学T,U,4学年開講の構造設計演習である. |
備考 Remarks |