開講学期
Course Start
2014年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
情報システム学コース
コンピュータ知能学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義と実演
授業科目名
Course Title
視覚情報処理
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
前田 純治
教員室番号
Office
V602
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5413
連絡先(E-mail)
E-mail
junji(at)csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日 16:00-17:00
授業のねらい
Learning Objectives
・視覚から得られる情報は重要であり、人間の視覚系は容易に視覚情報の処理と認識を行っている。しかしながら、コンピュータによる画像の処理と認識はそう容易なことではなく、現在でも活発に研究が行われている。

・この授業では、ディジタル画像処理やコンピュータグラフィックスに関する基本的な事柄について学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. ディジタル画像処理の基礎について理解し、代表的な画像処理手法について簡単に説明することができる。
2. コンピュータグラフィックスの基礎について理解し、基本的なモデリングについて簡単に説明することができる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間) 22時間30分(15回×90分)

 1週目:シラバスの説明、視覚情報処理の概要
 2週目:ディジタル画像処理の基本的トピックス(第1章、第2章)
 3週目:ディジタル画像の基礎(第3章)
 4週目:ディジタル画像の基礎(第3章)
 5週目:画像強調と復元(第4章)
 6週目:画像強調と復元(第4章)
 7週目:画像解析(第5章)
 8週目:画像解析(第5章)
 9週目:画像パターンの認識(配付資料)
10週目:画像圧縮(第6章)
11週目:コンピュータグラフィックス(配付資料)
12週目:コンピュータグラフィックス(配付資料)
13週目:コンピュータグラフィックス(配付資料)
14週目:総まとめ、視覚情報処理応用演習の解説
15週目:定期試験
教科書
Required Text
・藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税)
参考書
Required Materials
・安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税)
#・白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税)
#・中島正之、山本正信共著「グラフィックスとビジョン」オーム社 定価(2500円+税)
#・横井茂樹著「ビジョンとグラフィックス」培風館 定価(3200円+税)
 
教科書・参考書に関する備考 ・教科書に記載の無い部分などは、別途資料として配付する。

その他、授業時間中に:
・パソコンによるディジタル画像処理の実演を行う。
・コンピュータグラフィックスの事例をパソコンの実演、ビデオ等で紹介する。
成績評価方法
Grading Guidelines
・定期試験(一切の持ち込み不可)により成績をつける。100点満点で60点以上を合格とする。

・各到達度目標の評価方法は、次のように行う。
・目標1. 定期試験においてディジタル画像処理の基礎について理解を問う問題を出題し、達成度を評価する。
・目標2. 定期試験においてコンピュータグラフィックスの基礎について理解を問う問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
・授業には、指定した教科書を持参して毎回必ず出席して下さい。
・定期試験の問題は、教科書の履修と授業への全出席を前提として作られます(試験問題は教科書からだけでなく、配付資料や板書からも出題されます)。
・授業時間内に、理解度を確認するための小テストを数回実施します(教科書とノートの持ち込み可)。この小テストに点数はありませんが、重要な事柄ばかりを出題しますので良く理解するように務めて下さい。
・授業時間中の質問は大歓迎します。
・再試験は行いませんので不合格者は再履修して下さい。
・3年次後期の「視覚情報処理応用演習」は本授業の演習科目です。「視覚情報処理応用演習」を履修予定の者は、必ず本授業を履修して下さい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
・「視覚情報処理」が対象とする分野は非常に広く、一冊の教科書でカバーすることは不可能ですので、教科書に記載の無い内容や最新のトピックスについて、毎時間の授業の中で板書および配付資料にて対応します。

・また、専門用語やアルゴリズムや式の意味することを視覚的に理解してもらうために、パソコンを駆使した実演をほぼ毎時間行う予定です。時間の関係で、実演は一度しか行いませんので見逃さないように注意して下さい。

・なお、日程と機材の関係で、本授業の演習部分は3年次後期の「視覚情報処理応用演習」にて行います。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
・この授業科目は情報電子工学系学科(情報システム学コース・コンピュータ知能学コース)の学習目標の以下の項目に対応している。
情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける。
関連科目
Associated Courses
・この科目の履修にあたっては、2年次前期開講の「線形システム論」、および、2年次後期開講の「ディジタル信号処理」を履修しておくことが望ましい。

・この科目の関連科目は、3年次後期開講の「視覚情報処理応用演習」および「マルチメディア工学」である。
備考
Remarks