開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
拡散単位操作 |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
藤本敏行 |
教員室番号 Office |
H304 |
連絡先(Tel) Telephone |
5760 |
連絡先(E-mail) |
fjmt(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月・水曜日 11:55-12:45 応用理化学系学科のホームページまたは教員室前に掲示してあるオフィスアワーで確認してください。 その他の時間でも、講義内容の質問に限らず、気軽に教員室を訪ねてください。 |
授業のねらい Learning Objectives |
化学工業プロセスの構成要素となる基礎的操作は単位操作と呼ばれる。この授業では、単位操作の中から主に物質移動に関する内容に着目し、各操作の原理と基本的用語を理解し、基礎的な設計法を習得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
可レベル(70%) 1.物質の分離の原理が理解されていること 2.Fickの拡散の法則が理解されていること 3.物理吸収速度が理解されていること 4.気液平衡と単蒸留が理解されていること 5.液液平衡と抽出が理解されていること 良レベル(10%) 1.可レベル1〜5の計算が正確にできること 2.分離操作の物質収支が理解されていること 3.分離操作の化学工学的な取り扱いが理解されていること 4.連続蒸留が理解されていること 優レベル(20%) 1.良レベル2〜4の計算が正確にできること |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間(実時間)24時間 講義には主にプレゼンテーションソフトを使用し、教科書を使用する。毎回の講義で資料を配布し、講義内容の小テストを行う。第8週目には中間試験を行う予定である。 電卓や作図を要する問題を解く機会も多いため、必ず電卓と定規を毎回用意すること。 講義の一部は化学工学実験Aを通して、実験による実習も行う。 第1週 ガイダンス・物質の分離の原理と方法(教科書1章、3・1章) 第2週 ガス吸収(I) ガス吸収と溶解度(3・1・4章、3・2章) 第3週 ガス吸収(II) 物理吸収(3・2・3章)・反応吸収(3・2・4章) 第4週 ガス吸収(III) ガス吸収装置(3・2・5章)・充填塔吸収装置の設計1(3・2・6章) 第5週 ガス吸収(IV) 充填塔吸収装置の設計2(3・2・6章) 第6週 ガス吸収(V) 充填塔吸収装置の設計3(3・2・7章) 第7週 演習 第8週 中間試験 第9週 蒸留(I) 気液平衡(3・3・1章)・単蒸留(3・2・2章) 第10週 蒸留(II) フラッシュ蒸留(3・2・3章)・連続蒸留(3・2・4章) 第11週 蒸留(III) 所要理論段数の計算(3・2・4章) 第12週 抽出(I) 液液平衡 (3・4・1章、3・4・2章) 第13週 抽出(II) 液液抽出装置と抽剤(3・4・3章) 第14週 抽出(III) 向流多回抽出装置(3・4・3章) 第15週 演習 定期試験 毎回の講義で資料を配布する。 講義内容の小テストを毎回行うので、授業をよく聞いて準備しておくこと。 また、演習問題を10回程度配布するので、分からないときは教員室を訪ねてください。 |
教科書 Required Text |
化学工学会編 「基礎化学工学」 培風館 2,940円(ISBN4-563-04555-1) |
参考書 Required Materials |
教科書と同程度の内容で化学工学の全容を把握する参考書として、 #水科・桐栄編 「化学工学概論」 産業図書 2,987円(附属図書館蔵) 教科書より高度な内容を詳細に解説した参考書として, #化学工学会編 「現代の化学工学I」 朝倉書店 5,665円(附属図書館蔵) 主に教科書第3章の理解を助ける参考書として、 #諸岡成治編著 「新体系単位操作」の第4章 オーム社 3,500円(附属図書館蔵) |
教科書・参考書に関する備考 | 毎回の講義で配布する資料はファイルにとじたり、ノートに張り付けたりして保存してください。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100点満点で中間試験30点、定期試験50点、小テスト20点の割合で評価する。 30分以上の遅刻は欠席とみなす。 各到達度の評価方法は、以下のとおりである。 可レベル(70%) 1.物質の分離の原理が理解されていること:小テスト、中間試験、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 2.Fickの拡散の法則が理解されていること :小テスト、中間試験において問題を出題し、達成度を評価する。 3.物理吸収速度が理解されていること :小テスト、中間試験において問題を出題し、達成度を評価する。 4.気液平衡と単蒸留が理解されていること :小テスト、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 5.液液平衡と抽出が理解されていること :小テスト、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 良レベル(10%) 1.可レベル1〜5の計算が正確にできること :小テスト、中間試験、定期試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。 2.分離操作の物質収支が理解されていること:小テスト、中間試験、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 3.分離操作の化学工学的な取り扱いが理解されていること:小テスト、中間試験、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 4.連続蒸留が理解されていること:小テスト、定期試験において問題を出題し、達成度を評価する。 優レベル(20%) 1.良レベル2〜4の計算が正確にできること:小テスト、中間試験、定期試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
不合格者は再履修とする。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
授業中に出題した例題、小テストは十分に復習してください。 オフィスアワーは以外の時間でも、講義内容の質問に限らず、気軽に教員室を訪ねてください。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この科目は応用化学コース・バイオシステムコースの教育目標B-2(専門的知識-化学工学)、JABEEの教育目標(d)の達成に寄与する。 |
関連科目 Associated Courses |
一年次の「化学工学基礎」、二年次の「化学システム工学」および「移動論」の内容を理解していることが望ましい。 |
備考 Remarks |