開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
解析C (応理前半) |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
竹ヶ原 裕元 |
教員室番号 Office |
Q408 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5807 |
連絡先(E-mail) |
yugen(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日 14:15−17:15 |
授業のねらい Learning Objectives |
この講義は2部に分かれる。中間試験までの前半では、多変数の微積分の基礎を講義する。残り、定期試験までの後半では、基本的な微分方程式の解法を講義する。いずれも工学を支える基本言語である。無論、それぞれが含む全ての話題を網羅的に扱うことはできないが、専門の現場で求められる様々な道具の吸収を確実なものとするのに必要な理解の根本を構築することを目的とする。 教科書を指定したが、授業の進め方はそれとほぼ独立した形でおこなう。以下の「授業計画」で詳述されているとおり、この講義では毎回演習を予定しているが、そこでは各自のノートが頼りとなる。大学の講義での板書は概ね早い。役に立つノートを素早くとる姿勢を身につけてほしい。また、各自、教科書の授業内容に該当する部分は常に読んでおいてもらいたい。講義を通じてだいぶ教科書がよみやすくなっているはずである。この講義が終わる頃には、教科書の該当箇所を読み終え、文献を自らで読み解く力に1年次よりもさらに磨きをかけてもらいたい。言うまでもないことであるが、自ら進んで学ぶ積極性が必要とされる。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.多変数関数の重積分と重積分の変数変換及び広義重積分を理解し、求めることができる 2.変数分離形微分方程式を解くことができる。 3.1階線形微分方程式を解くことができる。 4.定数係数線形微分方程式を解くことができる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間)26時間: 1.多重積分の定義と性質 2.多重積分の計算方法 3.広義重積分の定義と計算方法 4.変数分離形 5.1階線形微分方程式 同次形定数係数線形微分方程式の解法 6. 非同次形定数係数線形微分方程式の特殊解の導出 以上の各話題を、2回または3回の授業で論じていく。 各回には各自の理解を深めるための演習がつく。 また途中、中間試験が1回入る。 |
教科書 Required Text |
(1)「微分・積分」、高坂良史他3名共著 学術図書出版 (2)テキスト微分方程式 小寺平次著(共立出版) |
参考書 Required Materials |
|
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
成績評価には中間試験・定期試験を用いる。 中間試験40%、定期試験60%で評価し、60点以上を合格とする。 不合格者は再履修すること。 |
履修上の注意 Please Note |
この授業では講義のあとに演習がつく。話を聞いて理解することと、自分で実際にそれを実行することの間には壁がある。この壁を乗り越えることが、演習の主な目的である。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
分からないことがあれば質問すること。また、周囲の友人にも質問してみよ。学生同士の議論の方がむしろ効果的である場合が多い。断じて避けるべきは、わからない箇所で孤独にフリーズすることである。常に手を動かすことが肝要である。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、JABEE基準1c、(d)-1(a)に対応し、学習・教育目標の「D:理工学基礎に主体的に関与する。」に対応する。 |
関連科目 Associated Courses |
解析A, 解析B, 線形代数 |
備考 Remarks |