開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 (機械システム工学コース) |
対象学年 Year |
4 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義(一部,演習等) |
授業科目名 Course Title |
フルードパワーシステム |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
風間 俊治 |
教員室番号 Office |
B319 |
連絡先(Tel) Telephone |
46-5349 |
連絡先(E-mail) |
kazama(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
(月)15:30-16:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
フルードパワー(油圧・水圧・空気圧)システムは,流体の圧力エネルギーを活用した,制御性およびパワー密度の高い,動力伝達システムであり,ロボット,産業機械,FA工場,自動車,航空機から医療福祉機器などに至るまでのきわめて幅広い分野ならびに製造現場で用いられている.その基礎や原理は,流体力学,トライボロジー(潤滑),制御,機械力学,熱力学などに深く関連する.本講義では,フルードパワーシステムの応用例を紹介するとともに,その特徴および作動原理などを,基礎に立脚して述べる. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.流体の圧力エネルギーを利用するフルードパワー(油空圧)システムの特徴を学ぶ(知識力) 2.システムや構成機器の基礎や原理を理解する(理解力) 3.基本的な性能計算ができる(計算力) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 第1〜2回 ガイダンス,フルードパワーシステムの特徴,フルードパワーシステムの応用例,単位系 第3〜5回 流体の性質(作動流体,物性値),流体の流れ(静力学,管内流れ,トライボロジー) 第 6 回 中間まとめ 第7〜9回 液圧ポンプ・アクチュエータ(容積式ポンプ・モータ,補機) 第10〜12回 油圧制御弁(制御方式,形状,基本特性,油圧サーボ機構),図記号 第13〜14回 空気圧機器(空気圧システム,圧縮機,補機) 第 15 回 総まとめ 第 16 回 定期試験 ※授業計画は,進捗状況や都合により,一部,変更を生じる場合がある. ※予復習や宿題を課す場合がある.授業時間外における学習を要する. |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
「油空圧工学」山口 惇著・田中 裕久著,(1986),コロナ社.[附属図書館所蔵,1Fシラバス 534.5,1F一般図書 534.5] # 「油空圧便覧」 日本油空圧学会編,オーム社(1989).[附属図書館蔵,館内開架 534,NDC:534.5] # 「JISハンドブック 油圧・空気圧」 日本規格協会(2003).[附属図書館蔵,2F工業規格 509.13/v.15//工業規格] # 「水圧駆動テキストブック」,日本フルードパワーシステム学会(2003).[附属図書館蔵,1F一般図書 534.5] |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は指定しません.参考書の欄に挙げた書籍は,関連資料のごく一部です. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
評価は定期試験で行う(学生証,筆記用具,関数電卓(電池切れに注意)を持参すること).定期試験を100点満点で採点し,60点以上を合格とする.原則,再試験は行わない.止むを得ぬ事情の学生がいる場合に限り追試験(特別再試験)を1回のみ実施する(日時は未定).特別再試験の受験資格は出席状況が良好で,ノートを取っており,課題や練習問題を解いている者.この試験を受験して100点満点中60点以上取った者を,60点として合格とする.不合格者は再履修. 各到達度目標の評価方法は以下の通り. 目標1.知識問題を出題し,達成度を評価する. 目標2.考察問題を出題し,達成度を評価する. 目標3.計算問題を出題し,達成度を評価する. |
履修上の注意 Please Note |
出席が原則です.課題や練習問題はすべて解いて下さい. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
授業中,簡単な演習問題を解いて頂くことがあります.毎回,ノート・筆記用具・関数電卓を持参して下さい.他の受講生の迷惑になりますので,遅刻,中途退室,私語をしないで下さい.授業中は携帯電話の電源を切り,ノートやメモを取り,演習問題に取り組んで下さい.連絡事項は,授業中に伝達します.授業に対するご意見,ご希望,ご質問などがありましたら,授業中あるいはオフィスアワーにお願い致します.急病や事故など,止むを得ない事態が生じた場合には,事前に(あるいは,できる限り早急に),電話,メール,来室,友人への言付等で連絡下さい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (C) 工学専門知識の修得 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。 ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。 |
関連科目 Associated Courses |
流体力学,熱力学,機械力学,制御工学,卒業研究(テーマに依存) |
備考 Remarks |
授業中に計算問題や図表問題を出題することがあります.毎回,筆記用具のほか,関数電卓と定規,色鉛筆(ペン)を用意して下さい. |