開講学期
Course Start
2014年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 材料工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
材料科学B
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
齋藤英之
教員室番号
Office
K−702
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5654
連絡先(E-mail)
E-mail
saitoh(at)mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日 13:30〜15:00
授業のねらい
Learning Objectives
材料科学Aで学んだ状態図を基礎にして,物質の構成単位である原子が,温度や外力などの外部条件に合わせていろいろ異なる集合状態や微細構造を構築する様子を学び,そのような微視的な構造と変化が物質のトータルな性質にどのように関連し,身の周りの材料にどのように利用されているかを理解してもらうこと。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1 原子が固体中で拡散することを理解できる。
2 拡散が関与した相変態現象が実用材料にどのように
  応用されているかを理解できる。
3 実用材料と相変態との関係を理解できる。
4 専門用語を英語で知る。
授業計画
Course Schedule
総授業時間(実時間:24時間)

1週目 シラバスの説明,拡散方程式
2週目 拡散方程式の解(定常状態での解)
3週目 同上(薄膜の一方向への拡散の解)
4週目 同上(長い棒の間の拡散の解)
5週目 原子の移動と拡散
6週目 侵入型原子の拡散,粒界拡散,表面拡散,
    電界中での拡散
7週目 拡散変態の種類
8週目 核生成ー成長型と分解とスピノーダル分解
9週目 同上(固溶体の自由エネルギー)
10週目 駆動力、核生成
11週目 共析変態、マルテンサイト変態
12週目 合金の時効析出1
13週目 合金の時効析出2
14週目 鋼における拡散変態と析出
15週目 組織と機械的性質・物理的性質
16週目 定期試験

・何度か宿題を課します。
教科書
Required Text
杉本孝一 他6名共著,材料組織学,朝倉書店、3500円 +税
参考書
Required Materials
岡田利弘,他共著:材料科学講座,材料科学の基礎,朝倉書店 #
藤田英一著:金属物理,アグネ技術センター #
須藤一 他共著:金属組織学,丸善
 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
中間テストを3回実施する。各テスト 100 点満点とし,平均点 60 点以上を合格とする。各到達度目標の評価は中間試験の点数で評価する。宿題のレポートは評価に加えないが,宿題をやってこない者には減点する場合がある。再試験は状況により実施する。再試験は状況により実施する場合がある。再試験も 60 点以上を合格とするが,成績は基本的に 60 点 あるいは 65 点とする。解答が特によくできていた場合には 70 点を与えることもある。
履修上の注意
Please Note
この講義は材料学の基礎となる内容ですので,きちんと理解して下さい。
講義内容は少し難解になってきますので,内容をより理解するために教科書のその日に講義する部分を読んで予習して来て下さい。
欠席が多い場合には受講態度不良として減点します。
不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義で黒板に板書したものを単に書き写すだけではなく,講義で出てきた重要と思うところをメモする習慣をつけて下さい。また,板書したものを覚えるだけではなく,興味を持ったところは自分から調べるよう心がけて下さい。翌週に講義を行う部分についても宿題を課し,予習・復習の手助けとすることを行います。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
材料工学コースの学習目標の(D)に対応
JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d)に対応 
関連科目
Associated Courses
材料科学A (2年次前期)
実用材料学 (2年次前期)
材料科学A演習 (2年次後期)
金属材料学A (3年次前期)
備考
Remarks