開講学期
Course Start
2014年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
機構学
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
寺本孝司
教員室番号
Office
A204
連絡先(Tel)
Telephone
5320 (連絡はできるだけ電子メールのこと)
連絡先(E-mail)
E-mail
teramoto(at)mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜日 13:30-14:30,17:00-18:00
授業のねらい
Learning Objectives
 機械工業の進歩とともに,機械が自動化され,一見非常に複雑な動きをする機械が多くなっている.しかし,これらの機械の運動も基本的な動作に分類してみると,ある法則性にもとづく単純な機構の組み合わせから成り立っていることがわかる.したがって,この授業では,基本的な構造と運動に注目し,それらの性質を理解することに重点がおかれている.
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 回り対偶をもつ多節連鎖機構について,その運動が限定か不限定か判定できること.
2.瞬間中心の概念を理解し,これを用いて機構の速度を求めること.
3.すべり接触運動の基本的性質を理解し,これが摩擦伝動,カム,歯車の共通の理論的基礎になっている
ことを理解し、応用できるようになること.
4.カムの設計の基礎を理解すること.
5.歯車のかみ合いにおける緒元を計算できること.
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間) :22.5時間

1.履修上のガイダンス ,機構学の導入
2.機構の自由度,待遇の数
3.機構の自由度の解析
4.剛体の速度解析
5.剛体の加速度解析
6.リンク機構の概要,4節リンク機構
7.スライダクランク機構
8.リンク機構の運動解析
9.運動解析のまとめ
10.機構の静力学解析
11.摩擦電動機構
12.歯車機構
13.カム機構
14.機構解析の計算機支援
15.まとめ

16.定期試験
教科書
Required Text
「基礎から学ぶ 機構学」 鈴木健司, 森田 寿郎 オーム社 定価(2940円)
参考書
Required Materials
「機構学」 森田 鈞著 サイエンス社  定価(1650円)#
「よくわかる 機構学」 鈴木秀人ほか3名共著 オーム社 定価(2800円)#
「機構学」 重松洋一,大高敏男共著 コロナ社 定価(2600円)#
「新版 機構学入門」 野飼享ほか4名共著 日新出版 定価(2100円)#
最新機械工学シリーズ1 「機構学」 小川潔,加藤功 共著 森北出版  定価(2100円)#  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
原則として出席率が授業実施回数の4/5以上の者を合格対象者とする.
定期試験で60点以上を合格とする.

各到達度目標の評価方法は,定期試験において以下の課題を課し,評価する.
目標1.多節連鎖機構の運動評価に関する論証問題
目標2.機構要素の運動学解析に関する計算問題
目標3.すべり接触運動を有する機構の分析に関する論述問題
目標4.カムに関する計算問題もしくは論述問題
目標5.歯車の性能評価に関する計算問題もしくは歯車の設計問題
履修上の注意
Please Note
試験が50点以上の不合格者については,1回に限り再試験を行い,100点満点で60点以上を合格とする.
不合格者は再履修すること.
教員メッセージ
Message from Lecturer
内容としては同等のものであるうが,担当教員の変更に伴い教授方法や構成に変更があります.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(C) 工学専門知識の修得
・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。
・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。
関連科目
Associated Courses
車のサイエンス,ロボティクスの基礎,航空宇宙機の基礎,機械システム工学実験,卒業研究T,卒業研究U,機械力学T,機械力学U,機械システム設計学,機械科学実験,機械科学設計法
備考
Remarks