開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義及び演習 |
授業科目名 Course Title |
図学T (機航後半) |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
1 |
担当教員 Lecturer |
川田孝之 |
教員室番号 Office |
N407 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5266 |
連絡先(E-mail) |
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オフィスアワー Office Hour |
木曜日 17:45-19:15 |
授業のねらい Learning Objectives |
技術者・設計者がものを作るときのプロセスには、第1に頭の中で立体や空間図形をイメージする段階、次にこのイメージをペーパーやディスプレイ上にスケッチしてみる段階、第3に他人にアイデアを正確に伝えるためにドローイングする段階がある。 図学ではまず投象という概念を理解する必要がある。これらを系統的に理解してもらえるように授業は講義と演習とで構成しており、計量的なものは正投象で、視覚的なものは軸測投象および透視投象で学習できるように組み立てている。 この授業の目的は、3次元の形態を2次元の平面に正確に表示する幾何学的な思考の習練と、空間における立体と立体の関係を把握してそれらを正確に作図することで、空間の思考力を深めることである。 そのためものづくりの各段階で要求される基礎的なスキルを身に付けるために手描きによる作図と演習によって、平面および立体図形の作図の幾何学的操作と模型制作課題を通して、「空間把握能力の向上」と「図学および製図の約束事に基づいた正しい図形の描き方と読図能力の習得」を目指している。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.2次元に表示された空間図形を3次元空間として把握できる。 (空間把握力,35%) 2.空間図形の課題を作図的に解く手順・方法を理解できる。 (三次元造形力,35%) 3.空間図形の課題を2次元平面に的確に表示できる。 (製図技能,30%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);22.5時間 1. ガイダンス、点・直線の投象(1) pp1~6(教科書) 2. 点・直線の投象(2) pp7~13(教科書) 3. 点・直線の投象(3) pp13~20(教科書) 4. 平面の投象(1) pp22~27(教科書) 5. 平面の投象(2) pp28~35(教科書) 6. 平面の投象(3) pp36~43(教科書) 7. 平面の投象(4) pp44~51(教科書) 8. 多面体の投象(1) pp54~55(教科書) 9. 多面体の投象(2) pp56~59(教科書) 10. 多面体の投象(3) pp60~62(教科書) 11. 軸測投象と斜投象(1) pp137~140(教科書) 12. 軸測投象と斜投象(2) pp141~143(教科書) 13. 軸測投象と斜投象(3) pp144~149(教科書) 14. 空間把握演習 (1) (プリント) 15. 空間把握演習 (2) (プリント) 図学においては、学んだ事柄がその後に学ぶことへと関係してゆく場合が多い。 予習や復習に取り組み、学んだ事柄を一つずつ着実に身に着けてほしいと思います。 |
教科書 Required Text |
井野智他著「基準課程 図学」共立出版 定価(2200円+税) ISBN:978-4-320-01404-6 黒澤和隆他著「三次元造形ドリル」共立出版 定価(1400円+税) ISBN:978-4-320-00576-1 |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | 授業で使用する作図用紙、演習用紙は毎回配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
演習課題の合計が100点満点中60点以上を合格とする。 到達度目標1~3は、すべて毎回提出された手書きの演習課題で評価する。 (詳細は授業初回で説明します。また課題は全て期限までに提出してください。未提出課題が無いように各自注意すること。) |
履修上の注意 Please Note |
履修に当たり教科書が必要です。また理解を深めるために授業時間内に作図や演習を行うので製図用具(直定規、三角定規、コンパス、筆記具(含む色鉛筆)を毎回必ず準備してください。 予習・復習を行う、また授業では作図および演習課題に積極的に取り組むなど図学の基本的な規則の理解に 努めることが重要となりますので自己学習に努め、講義をよく聞き、よく考え時間内に課題を完成させるよう集中してください。また課題の提出期限を守ることも重要な要素です。 不合格者の場合は再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
図学は最初の1章、2章がすべての基本となります。ここをおろそかにすると以降の学習することが理解できず、ただ単に難しいものになります。3章以降の内容はこの前半に修得した内容の応用ですので、しっかり理解し問題を解くときに使えるようになるまで訓練することです。また解法は一つではありませんので自分なりの答えの導き方というものを見つけてみてください。理解しづらい項目もあると思いますが、その時は授業中、またはオフィスアワーの時間を利用し積極的に聞いてください。 実務の世界ではCAD(Computer Aided Design)と呼ばれる2DCAD、3DCAD、或は3DCGといつたツールを使って設計製図を進めていきますが、これらの最新のツールを使うにしても3次元を的確に想像する能力は不可欠であり、3DCADで設計したデータを第三者に正確に情報伝達するためには3次元のデータから2次元の図面を切出すという操作、或は3次元の形状モデルを作成するときに3次元空間に透明な補助的な作業面を設定したり、ビューポートを操作しますが、いずれも2次元での図学の基礎をしっかり学ぶことが重要となります。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (B) 工学基礎力の修得 数学や物理学等の自然科学に関する基礎知識を持ち、論理的に考え、工学的課題に応用できる |
関連科目 Associated Courses |
図学U、機械製図I、機械製図II、設計製図基礎 |
備考 Remarks |