開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科(建築学コース) |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
建築構造解析T |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
土屋 勉 |
教員室番号 Office |
D321 |
連絡先(Tel) Telephone |
電話 0143-46-5215 |
連絡先(E-mail) |
e-mail tsuchi(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月曜日12:10〜12:40,火曜日12:10〜12:40 |
授業のねらい Learning Objectives |
基本的なトラスやラーメン骨組みの応力や変形の解法を取り扱ってきた建築構造力学I,IIを土台として,建築構造設計で対象とするような複雑な骨組みの解法に便利な実用解法の基礎を例題を通して習得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.固定モーメント法の原理を理解し,連続梁や不静定ラーメンの応力を略算できる。(計算力) 2.固定モーメント法を用いて,鉛直力を受けるラーメンの応力を略算できる。 (計算力) 3.D値法の基礎を理解し,水平力を受けるラーメンの応力を略算できる。(計算力) 4.マトリックス法の基礎を理解し,トラスや梁構造に関する全体剛性マトリックスを組み立てることができる。(計算力) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間 1週目 固定モーメント法の原理 2週目 固定モーメント法によるラーメンと連続梁の解法 3週目 鉛直荷重が作用する長方形ラーメンの固定モーメント法による解法1 4週目 鉛直荷重が作用する長方形ラーメンの固定モーメント法による解法2 5週目 水平荷重が作用する長方形ラーメンの応力略算法 6週目 D値法による長方形ラーメンの解法1 7週目 D値法による長方形ラーメンの解法2 8週目 中間試験 9週目 マトリックス法の概要 10週目 弾性ばねの剛性マトリックスと剛性方程式 11週目 トラスの剛性マトリックスと剛性マトリックスの座標変換 12週目 平面トラスの全体剛性マトリックスの組立 13週目 梁要素の剛性マトリックス 14週目 連続梁の全体剛性マトリックスの組立 15週目 マトリックス法による弾性支承梁の解析 16週目 定期試験 |
教科書 Required Text |
山田孝一郎・松本芳紀共著 「建築構造力学II」 森北出版 定価(3000円+税) |
参考書 Required Materials |
小幡守著 「最新 建築構造力学I」 森北出版 定価(3000円+税)#H・C・マーチン著/吉識雅夫監訳 「マトリックス法による構造力学の解法」 培風館 定価(1500円+税) |
教科書・参考書に関する備考 | 他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100点満点中60点以上が合格である. 100点満点で中間試験40%,定期試験40%,レポート(演習)20%で評価する. 各到達度目標の評価方法は,次のように行う. 目標1〜3 中間試験で固定モーメント法とD値法による応力算定問題を出題し,達成度を評価する. 目標4 定期試験でマトリックス法によるトラスや梁の変形と部材応力に関する計算問題を中心に出題して達成度を評価するが,中間試験の範囲の問題も含まれる. 不合格者には再試験を実施するが,再試験のみで評価する. |
履修上の注意 Please Note |
1) 特に中間試験,定期試験は無断欠席しないこと。 2) 質問は授業中,オフィスアワーのほか在室時は適宜受け付ける。 3) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 4) 再試験は行わないが,やむを得ないと認めた場合に限り追試験を行う。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
授業では,演習を取り入れます。授業時間内に完成しない場合は,決められた期日までに完成させて提出してください。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位習得は,学科(建築コース)の学習・教育目標の,(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎知識と応用力を習得する,に対応している。 |
関連科目 Associated Courses |
この科目の履修にあたっては,1学年開講の建築構造力学Iおよび2学年開講の建築構造力学IIを履修していることが望ましい。 今後の関連科目は,3学年開講の建築構造解析IIと建築構造設計演習である。 |
備考 Remarks |