開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科 土木工学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義および演習(グループ学習) |
授業科目名 Course Title |
技術者倫理 (土木工学コース) |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
菅田紀之・吉田英樹 |
教員室番号 Office |
D212(菅田)・D307(吉田) |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5220(菅田)・0143-46-5278(吉田) |
連絡先(E-mail) |
sugata(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
菅田 水曜日12:00〜12:45 金曜日12:00〜12:45 吉田 月曜日12:00〜12:45 火曜日12:00〜12:45 |
授業のねらい Learning Objectives |
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30% 2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。専門性と総合性】(知識・理解)20% 3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20% 4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。判断力・問題解決能力】(エンジニアリングデザイン能力)30% |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間 1週目 シラバスの説明、技術者倫理とはなにか 2週目 倫理は怖くない(非常勤講師:真嶋先生) 3週目 技術者と自律 4週目 土木技術者が遭遇する倫理的問題,倫理規定 5週目 技術者倫理問題の考え方 6週目 土木技術者と環境リスク 7週目 情報系における技術者倫理問題 8週目 企業倫理(非常勤講師:高宮先生) 9週目 内部告発 10週目 技術リスク・ヒューマンエラー,グループ討論の方法 11週目 グループ討論1 12週目 グループ討論2 13週目 グループ討論3 14週目 発表会1 15週目 発表会2 16週目 定期試験 ・グループ討論を行うためには、課題に関して自習してくる必要があります。 ・発表会用のプレゼンテーションファイルは、授業時間外の学習で、完成させなければなりません。 |
教科書 Required Text |
教科書:北海道技術者倫理研究会監修「オムニバス 技術者倫理」共立出版 |
参考書 Required Materials |
土木学会編「技術は人なり −プロフェッショナルと技術者倫理−」土木学会 # 土木学会編「土木技術者の倫理 −事例分析を中心として−」土木学会 # 土木学会編「土木技術者倫理問題 −考え方と事例解説−」土木学会 # 札野順著「技術者倫理」日本放送出版協会 # 中西準子「環境リスク学」日本評論社 米国NSPE倫理審査委員会編「科学技術者倫理の事例と考察」丸善 # シンジンガー他「工学倫理入門」丸善 # ウィットベック「技術倫理 1」みすず書房 # 杉本泰治、高城重厚「技術者の倫理 入門」丸善 # 中村収三「技術者による実践的工学倫理」化学同人 |
教科書・参考書に関する備考 | シラバスで示した参考書以外に、図書館に多数の参考書およびビデオがある。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100点満点で60%以上を合格とする。 レポート40%、グループ討論および発表40%および定期試験20%を総合して評価する。 各到達度目標の評価方法は次のように行う。 目標1について:レポート、定期試験において論述問題を出題し、評価する。 目標2について:レポートで論述問題を課し、評価する。 目標3について:グループ討論および発表会において、各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価する。 目標4について:グループ討論および発表会において、各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価し、定期試験において論述問題を出題し、評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
建築社会基盤系学科土木工学コース学生に限る。 インターネット、パソコンの基本技術が必要です。 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。 不合格または出席率80%未満の者は次年度以降に再履修とする。 再試験は行わない。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。 授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。 見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
土木工学コースの学習・教育目標との関係 ◎ (B)人間性 〇 (G)自然調和(エンジニアリングデザイン能力) |
関連科目 Associated Courses |
この「技術者倫理」を学習する上で、「土木工学概論」を始めとする土木工学に関する授業を通して、土木工学と社会および環境との関わりについて理解しておくことが重要です。この授業以後の関連する科目は「卒業研究」です。 |
備考 Remarks |