開講学期 Course Start |
2014年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
全学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
現代民主主義論 (1年) |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
永井真也 |
教員室番号 Office |
Q507 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5831 |
連絡先(E-mail) |
snagai(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日12−15時 |
授業のねらい Learning Objectives |
公平な集団の意思決定システムを民主主義であるという認識に疑問を投げかけ、民主主義の危うさを考える機会を学生に提供する。将来の良識ある一社会人としての意識の確立を促す。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.日本国憲法にある三権分立の政治システムを理解する。そして、地方自治体の二元的代表制との違いを理解する。 2.民主主義的決定方法としての選挙を単純多数決原理による1つの決定方法でしかないことを理解し、それ以外のほう穂と比較しながら、民主主義=単純多数決の問題点を説明できるようにする。 3.マスメディアに登場することで人気者となると政治家がいる。彼らのようなポピュリストの特徴を理解し、民主主義の問題点として理解する。 4.民主主義の暴走した結果として戦争にたどり着くわけであるが、戦争に至る社会背景を丸山眞男等の先行研究から学び、民主主義の意義を説明できるようになる。 |
授業計画 Course Schedule |
1週目 ガイダンス−民主主義のいま− 2週目 わが国の民主主義システム 3週目 三権分立と課題 4週目 地方自治と民主主義 5週目 二元的代表制 6週目 ゲストスピーカー(地方自治関係) 7週目 行政委員会制度と課題 8週目 住民参加 9週目 わが国のポピュリズム 10週目 ポピュリズム分析 11週目 マスメディアと民主主義 12週目 国民の知る権利とマスメディア 13週目 多数決ルール、選挙システム、デモ 14週目 民主主義の限界1(戦後の民主主義) 15週目 民主主義の限界2(戦争にかりたてた者) (16週目 試験) 総授業時間(実時間):45分/60分×2×16回=24時間 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
大嶽秀夫「日本型ポピュリズム」中公新書 920円+税 ISBN-13: 978-4121017086 佐々木信夫「地方議員」PHP新書 740円+税 ISBN-13: 978-4569774220 佐伯啓思「現代民主主義の病理」NHK出版 966円 ISBN-13: 978-4140017883 新藤宗幸「教育委員会――何が問題か 」岩波新書 798円 ISBN-13: 978-4004314554 阿部彩「子どもの貧困II――解決策を考える」岩波新書 861円 ISBN-13: 978-4004314677 |
教科書・参考書に関する備考 | 必要な情報・教材は、適宜プリントとして配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
到達度目標1〜4にたいして、ペーパー試験(期末試験)で評価する。 100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
不合格者は再履修とする。 休講は原則として事前に掲示するが、万が一授業開始時刻後15分経過しても教員が教室に現れない場合は休講とする。 他の受講者のため、授業と関係のない私語は厳禁。携帯電話の電源は切っておくこと。飲食は原則禁止。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
素朴な疑問を大切にし、日常感覚の中での実感的理解に努めてもらいたい。また、学生諸君の関心のある事柄についても積極的に取り上げていきたい。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
JABEE(a)地球的視野から多面的に物事を考える能力とその素養。 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
関連科目 Associated Courses |
日本の憲法、地域再生システム論、現代の社会会A・B、平和と憲法、基本的人権論、地方自治論、ゼミナール「市民と公共」A |
備考 Remarks |