開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義形式
授業科目名
Course Title
学習・発達論
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
今野博信(非常勤講師) 
窓口:前田潤(maedaj(at)mmm.muroran-it.ac.jp)
教員室番号
Office
Y207
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5823
連絡先(E-mail)
E-mail
窓口:前田潤(maedaj(at)mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー
Office Hour
水曜日(10:00-12:00)
授業のねらい
Learning Objectives
個人としての心身面の発達に加え、近年では個人間での社会的な能力の獲得が課題視されている。
本講義では、幼児期から青年期にいたる対人関係づくりの課題について、発達障害と関連させて理解を深める。さらに発達障害が学校・地域社会・家庭等で受けとめられている現状から、学習や発達に期待されている教育的な意義についても検討する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.心身の障害の発生と発達過程についての理解を深る。
2.具体的な事例から障害と不適応の発生と発達過程及び対人特性について理解する。
3.心身の障害の具体的事例に対する対応の糸口を見いだすことが出来るようになる。
授業計画
Course Schedule
1.対人関係での課題(3週)
@社会性とは何か?発達障害とは何か?
A関連領域と発達障害の位置づけ
BDSM-IVや特別支援教育など医療や教育での特別な対応の変遷
2.発達障害についての理解(6週)
C学習障害LDとは何か
DLDへの対応の具体例
E注意欠陥/多動性障害AD/HDとは何か
FAD/HDへの対応の具体例
G広汎性発達障害PDDとは何か
HPDDへの対応の具体例

3.発達障害と対人関係(3週)
I発達障害児の能力を引き出す工夫
J発達障害児と養育者や支援者との関係づくり
K発達障害児(者)をめぐる対人関係の諸相

4.社会との接点(3週)
L教育場面での発達障害の処遇事例(学習への期待)
M非行や犯罪と発達障害との関連事例(発達の課題)
N発達障害と共にある社会の展望(まとめ)
教科書
Required Text
特定の教科書は使用しないが、必要な場合プリント等を配布する。
参考書
Required Materials
本学に発達及び障害に関する書籍が多く所蔵されており、例えば次のような書籍が参考となる。
発達障害児の心と行動 /太田昌孝編著/ 放送大学教育振興会 , 2002:2200円 
 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
達成度目標1から3について、受講者の意見発表2割、授業毎の小レポート3割、レポート5割として評価する。100点満点中60点以上を合格とする。なお不合格の場合は再履修とする。
履修上の注意
Please Note
教育心理学、教職原理はもちろんであるが、教職科目ではない現代心理学も受講していることが望ましい。
4回以上欠席の場合、不合格となる。不合格となったいずれの場合においても再履修となる。
教員メッセージ
Message from Lecturer
自閉症等の広汎性発達障害に加えて、近年、AD/HDや学習障害など、より身近な障害の理解と対応が求められてきている。こうした障害を通じて、学生諸君がごく当たり前と考えてきた人間の能力について考えを巡らせ、人間存在の幅広さを実感してもらいたい。講義ではロールプレイなどの要素を大事にしたいので、履修学生には積極的な参加や発言を求めたい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
現代心理学、認知科学論及び教育心理学、教育相談などの教職関連科目がある。
備考
Remarks