開講学期 Course Start |
2014年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
全学科(環境と社会コース) |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
社会環境基礎論 |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
丸山 博(窓口教員:亀田正人) |
教員室番号 Office |
Q512 |
連絡先(Tel) Telephone |
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連絡先(E-mail) |
maruyama@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日 15:00~16:00 上記以外でも研究室にいるときは極力、学生諸君の質問や相談に応えたいと思っています。授業の後に声をかけてくれても結構です。 |
授業のねらい Learning Objectives |
社会環境基礎論は、環境問題を解決するうえで認識すべき環境にかかわる歴史と構造を理解し、考えられるようになることを目指すものです。具体的には、国家権力をともなった行政と自然環境と直接向かい合ってそのなかに生きている市民とが、これまでどのように相互作用しながら「問題」を「解決」あるいは「創出」してきたのかを、個別の事例に即して考えていきます。 日本においては公教育そのものが近代以降に官僚機構をつうじて上から押しつけられた経緯から、環境をめぐる様ざまな問題についても国家・行政が企業利益を保護する視点において |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
目標1 基本的な環境問題の歴史と構造を理解することができる。 目標2 市民として環境問題の本質をとらえることができる。 |
授業計画 Course Schedule |
総時間数=22.5時間 1. イントロダクションー原子力と人類 1-1 放射線被ばくの歴史(1) 1-2 放射線被ばくの歴史(2) 1-3 つくられた放射線「安全論」(1) 1-4 つくられた放射線「安全論」(2) 2. 環境問題の基本的枠組み 2-1 環境倫理 2-2 環境正義 2-3 予防原則 2-4 人間の安全保障 2-5 生物多様性条約 2-6 先住民族の権利に関する国連宣言 3. 環境問題の今日的課題 3-1 産業廃棄物処分場建設 3-2 原子力発電所と自治体 なお、予習を前提として授業を進めますので、毎回予習をしてきてください。 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
武谷三男『安全性の考え方』(岩波書店, 1967 )#宇沢弘文『自動車の社会的費用』(岩波書店, 1974)#飯島伸子『環境問題の社会史』(有斐閣, 2000)#加藤尚武『環境と倫理(新版)』』(有斐閣, 2005)#宮本憲一『環境経済学新版』(岩波書店, 2007)#丸山博『内発的発展と地域社会の可能性』(法律文化社, 2006)#高木仁三郎『原発事故はなぜ繰り返すのか』(岩波書店, 2000)#原子力市民年鑑2013#European Commission on Radiation Risk(http://www.euradcom.org/) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書はありません。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
目標1 小テストにおいて基本問題を出題し、目標1の達成度を評価する。 目標2 レポートによって論述問題を課し、目標2の達成度を評価する。 小テスト60点、レポート40点とし、合計100点満点中60点以上を合格とします。(80点以上:優、70~79点:良、60~69点:可)なお、特別の理由がなく、3回以上欠席したものは評価の対象者にはなりません。 |
履修上の注意 Please Note |
再試験や追レポートは行いません。不合格者は再履修とします。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
理解できないことがあれば、遠慮なく授業時間内または授業前後に質問をし、自分自身で納得がいくまで、それぞれのテーマに徹底的に取り組んでみてください。また、学生諸君がこれから自分で環境について考えていく際の思考のよりどころのひとつを本講義によって得られたなら、うれしく思います。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
JABEEの「地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応します。 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
関連科目 Associated Courses |
現代の社会A 現代の社会B 基層文化論 基本的人権論 社会環境論 社会環境アセスメント論 環境経済論 |
備考 Remarks |