開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
キャリア・デザイン (応理)
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
高井俊次
教員室番号
Office
キャリアサポートセンター
連絡先(Tel)
Telephone
5132
連絡先(E-mail)
E-mail
t-takai(at)mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
毎週水曜日3・4時限、キャリア・サポート・センター。
他の時間も随時可、事前にアポイントを取ってください。
授業のねらい
Learning Objectives
「志としての仕事」を理解すること。

 まず、この授業は、就職活動のための直接的な手法を取り上げるものではないことを明示しておきたい。従って、履歴書の書き方、面接のハウツーなどを具体的に通り上げることはない。それらは、本学では、3年次後半に開設する「就職ガイダンス」で対応している。
 就職難の時代は終わり、今は、人材難の時代。希望の就職は、履歴書の書き方、面接のハウツーなど小手先の努力だけで叶うものではない。将来を見越して自らの生き方を考え、仕事を通じて何を達成したいかという「志」を明確にし、今、その努力を始め、そして、持続するという当たり前の方法以外に道はない。
 本授業では、@それらの前段となる、現代社会では、何故、どういう人材が求められているのか、あるいは、自分の生き方はどうやって探せばいいのか、また、A技術者としてのキャリアをどのように形成していけばよいのか、B「仕事」とはそもそも何か、といった問題を、本学OB技術者の経験談、企業の採用担当者の講演、企業の置かれた社会的背景の変化等をヒントに考えることを目標とする。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.現代における経済面、社会面の様々な変化の動向についての諸説を承知する。
2.その中で、企業における技術者の業務内容と実際の仕事の仕方、および、キャリア形成 のあり方について、承知する。
3.以上を踏まえ、自己分析の方法について学び、、「職業選択」を大学卒業時の一時的な課題と捉えるのではなく、自らの生涯全般を見渡した中での課題と捉える視点を承知する。  
授業計画
Course Schedule
全体をイントロダクションと3つのフェーズに分けて進行する。
各フェーズは、概ね、「到達度目標」の各項目に対応している。
各フェーズ毎に、企業での技術系社員採用責任者、本学OBのエンジニア等のゲスト講演を実施予定。

(第1・2回)イントロダクション 室工大生の就職活動
実際に室工大生がどのような就職活動を行っているかを紹介するとともに、第一志望企業に内定を貰った学生についての全国調査等の結果から、入社試験のプロセスとその特徴(例えば、大学入試とどう違うか)、昨今の理系学生の就職活動の変化について理解し、なぜそうした相違があり、変化しているかについて考える。

(第1フェーズ/第3〜7回)企業の置かれた社会的背景と企業評価の方法
現代における産業構造の転換とその影響を「働き方」の変化に焦点を当てながら考える。主なテーマは、産業構造の転換、競争とは何か、低成長と自立(自律)型人間への要請、併せて、企業評価の方法について、考える。 ゲスト講演は、企業の技術系採用の責任者レベルを予定。

(第2フェーズ/第8〜11回)企業における技術者の業務内容と実際の仕事の仕方、および、キャリア形成
第1フェーズを受けて、現代における技術者の実際の業務について考える。主なテーマとしては、技術者と技能者の違い、本学OBの就職先企業を中心にレビューしながら各系学科から得られる業務、業務をこなしていく中で技術者の実際の仕事の仕方、および、生涯視点で見たときの技術者のキャリア形成。ゲスト講演は、本学OBの技術者に来し方を振り返ってもらう。

(第3フェーズ/第12〜15回)自分にあった企業を選ぼう。専門性と教養、キャリア・デザインという視点
第1,2フェーズを受けて、自己分析手法について学ぶとともに、生涯全般を見渡した中で職業を捉える視点について学ぶ。主なテーマは、専門性概念、プロフェッショナルのキャリア形成と責任、企業の持つ個性(経営理念、組織風土)、エリクソンのアイデンティティの発達論などを扱う。 ゲストは、企業の組織風土開発部局責任者を予定。

(第16回/まとめ)レポート作成のためのアドバイス、全体レビュー及び質疑

時に応じて、授業中に、本講義テーマに関連する新聞・雑誌記事を取り上げ、要約紹介とコメントを行う。
なお、総授業時間(実時間)は、90分授業×16回=24時間である。 
教科書
Required Text
本学編集「就職の手引き」を配布する。
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 必要に応じ、授業内容のレジュメを配付する。
折りにふれ参考文献、資料を紹介する。
成績評価方法
Grading Guidelines
60点以上(100点満点)を合格とする。期末レポート(60点)を中心に、平常点(40点、小レポートとしてゲスト講演時を中心に数回実施予定)を加味する。
履修上の注意
Please Note
再試験、再レポートは行わない。不合格者は、再履修となる。
単位取得には、3分の2以上の出席が必要である。 
教員メッセージ
Message from Lecturer
繰り返しになりますが、就職試験のノウハウ(面接試験の受け方やエントリーシートの書き方など)の習得を目的とした授業ではないことには、くれぐれも留意してください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
本学教育目標の中でも、第5項に関連して、「人間社会の変化、発展に常に関心を持ち、併せて自己の能力を永続的に高めていくことができる技術者」養成の一環となる。
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks