開講学期
Course Start
2014年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
<思考と文化>コース
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
言語の哲学
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
長谷川吉昌(窓口:松本ますみ)
教員室番号
Office
Q301(Q棟3F非常勤講師室)
連絡先(Tel)
Telephone
連絡先(E-mail)
E-mail
オフィスアワー
Office Hour
授業のねらい
Learning Objectives
本講義では、過去一世紀ほどの言語哲学上の主要な理論をとりあげ、提示された議論や問題点を概括する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1 個々の議論について、それらがどのような問題の解決をめざすものかを理解する。
2 言語理論についての了解をもとに、問題解決にむけた論証を適切に構成できる。
3 言語についての理論的考察と言語実践との関連を適切な具体例をあげて説明できる。
授業計画
Course Schedule
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間]
 1 言語哲学とは
 2 指示対象と意味
 3 確定記述.
 4 固有名詞と確定記述
 5 意味の検証理論
 6 検証主義への批判
 7 検証の全体性
 8 翻訳と理解
 9 生得性仮説
10 サピア=ウォーフ仮説
11 語用論
12 私的言語論
13 言語ゲーム論
14 規則と言語理解
15 意味の心像説
教科書
Required Text
とくに指定しない。
参考書
Required Materials
# 服部裕幸 『言語哲学入門』 勁草書房
# 飯田隆 『言語哲学大全』 全4巻、勁草書房
# 丹治信春 『言語と認識のダイナミズム』 勁草書房
# W.G.ライカン 『言語哲学 入門から中級まで』 勁草書房
# 野本和幸、山田友幸(共編)『言語哲学を学ぶ人のために』 世界思想社 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
100 点満点中、60 点以上が合格点である。
各到達度目標について次の方法で評価をおこなう。
1 定期試験において選択問題を出題し、到達度を評価する。
2 定期試験において論証問題を出題し、到達度を評価する。
3 定期試験において説明問題を出題し、到達度を評価する。
履修上の注意
Please Note
成績不良者を対象とした再試験は予定していない。
教員メッセージ
Message from Lecturer
哲学上の問題を理解するために芸術的感性や独創的なひらめきはとくに必要ありません。
その点は、一般に学問をするうえでユーモアのセンスや信仰心が必要ないのと同様です。
むしろ大事なのは、他人と関心を共有したうえで合理的に問題の解決をはかる姿勢です。
そうした知的探求の醍醐味をこの機会に味わってもらえれば幸いです。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(A) 多面的考察力の修得
関連科目
Associated Courses
認識の哲学、自己理解のサイエンス
備考
Remarks