開講学期
Course Start
2014年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
全学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
文化保存論
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
青野友哉(窓口:若菜博)
教員室番号
Office
Y205(若菜)
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5818(若菜)
連絡先(E-mail)
E-mail
tomoya-aono(at)city.date.hokkaido.jp(青野)
wakana(at)mmm.muroran-it.ac.jp(若菜)
オフィスアワー
Office Hour
水曜12時〜12時30分(青野,Q棟3階非常勤講師室)
月曜13時〜14時30分(若菜,Y205)
授業のねらい
Learning Objectives
日本の基層文化である「縄文文化」と、アイヌ文化につながる北海道独自の文化を理解している人は少ない。この狩猟採集社会の文化の特質と歴史的な変容過程を理解することで、文化の多様性や文化保存の重要性についての理解を深めたい。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.狩猟社会と農耕社会の本質的な違いを理解し、文化的な偏見なしにそれらを説明できる。
2.文化保存の重要性について現代的な課題とともに具体的に説明できる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数:24時間
1週目 シラバスの説明(講義のねらいについて)
2週目 狩猟採集社会の特質(人類学からみた質的に異なる社会の実像)
3週目 縄文文化のはじまりまで(「Out of Afrika 」から日本列島へ)
4週目 先史文化を知るための方法(人類学・考古学・民俗学の方法論)
5週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(貝塚と「もの送り」儀礼)
6週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(墓・祭祀場と他界観)
7週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(葬送行為と合葬墓の意味)
8週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(自然との共生と神話的世界観)
9週目 続縄文文化と弥生文化(農耕社会との比較)
10週目 擦文文化(農耕と交易の受容)
11週目 近世のアイヌ文化(貝塚とゴミ穴)
12週目 近世のアイヌ文化(噴火・津波災害の克服)
13週目 異文化との遭遇(布教と開拓移住)
14週目 文化の創造と破壊
15週目 文化資源の活用と地域文化政策
教科書
Required Text
使用しない。
参考書
Required Materials
『縄文人の思想』(ちくま新書)小林達雄著 筑摩書房 ISBN-13:978-4480064189#
『月と蛇と縄文人』大島直行著 寿郎社 ISBN-13:978-4902269673 
教科書・参考書に関する備考 回によっては講義の参考となるプリントを配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験のみ行う。100点満点中60点が合格点である。出題形式は「論述問題」とし、5題出題する。5題のうち3題は到達度目標1に関するものを、2題を到達度目標2に関するものを予定している。それぞれ20点の配点とする。
履修上の注意
Please Note
(1)授業中の質問を歓迎します。
(2)授業の変更や緊急連絡は授業中または掲示板で通知します。
(3)不合格者は再履修とします。
教員メッセージ
Message from Lecturer
映像を使用する回もあります。適宜板書をしますが、板書以外の内容についてもノートを細かくとることを勧めます。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準1(1)の3項目に対応する。
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理)
(f)日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力(うち日本語コミュニケーション能力)

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(A) 多面的考察力の修得
関連科目
Associated Courses
「青少年と文化」
備考
Remarks