開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義と一部演習
授業科目名
Course Title
プログラミング
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
佐賀聡人
教員室番号
Office
V501
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5415
連絡先(E-mail)
E-mail
saga[at]csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
金曜日 14:00-15:00(V212)
授業のねらい
Learning Objectives
近年のソフトウェア産業の発達に伴い、プログラムをそのまま扱う機会が少なくなりつつある。しかし、工学の分野では、コンピュータに関する知識、プログラミングおよびアルゴリズムに関する知識はますます重要になり、必要不可欠と言わざるを得ない。それは、工学分野で扱う問題の性質上、独自のプログラムを作成する必要が多々あることや、既存のソフトウェアの理解、正しい利用のために重要だからである。この授業では、コンピュータ内部でのデータ処理体系を意識しながら、プログラミング言語(C言語)の学習を通して、プログラミングおよびその基礎となる幾つかのアルゴリズムの習得を目指す。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.コンピュータ内部でのデータ処理過程を理解し,論述できる.
2.与えられた課題を解決するアルゴリズムの基本設計ができ,それを言葉と図で説明できる.
3.C言語の基礎を理解し,アルゴリズムの基本設計に沿ってプログラミングができる.
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間): 22時間30分
1.授業の実施方法と使用システムの概要
2.プログラミングとC言語の基礎知識
3.C言語による簡単なプログラミング体験
4.基本的なC言語の規則
5.条件判断処理
6.繰り返し処理
7.課題演習1
8.配列
9.関数(その1)
10.関数(その2)
11.課題演習2
12.ポインタ
13.ファイルの操作
14.課題演習3
15.課題演習3の成果発表と評価
教科書
Required Text
・「やさしく学べるC言語入門―基礎から数値計算入門まで―」(皆本晃弥著,サイエンス社(2005),本体価格2400円)を教科書として指定する.
・その他最新情報をWebを利用した講義テキスト作成支援システム「はたおり虫」で随時提供する.
参考書
Required Materials
(1)「プログラミング言語C第2版」
  B.W.カーニハン,D.M.リッチー著、石田晴久訳
  共立出版(1992)
(2)「岩波コンピュータサイエンスCプログラミング」
  石田晴久著,岩波書店(1990)
(3)「PADプログラミング入門」
  服部雄一著,啓学出版(1991)
(4)「C言語によるプログラミング入門」(第2版)
  吉村賢治著,昭晃堂(1993)
(5)「Cによる情報処理入門」
  阿曽弘具編著,昭晃堂(1997)
(6)「独習C」第3版
  ハーバート・シルト著,翔泳社(2002)
この他、C言語に関する図書は多数出版されているので、参考にされたい。  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
・課題演習3のレポートの内容によって目標1〜3の達成度を評価する.
・課題演習3は指定された仕様を満たすプログラムを開発するもので、提出するレポートの内容およびそれに対応する目標到達度の評価との関係は以下のとおり
  (1)プログラムの全体的な設計方針の解説 【到達度目標2の評価】
  (2)作成したプログラムの各部の処理の解説 【到達度目標1の評価】
  (3)作成したプログラムのソースプログラムリスト 【到達度目標3の評価】
  (4)作成したプログラムの実行結果の例 【到達度目標3の評価】
  (5)プログラムの中で特に工夫した部分の解説 【到達度目標2の評価】
  (6)作成したプログラムに対して今後の改善点などについての考察 【到達度目標2の評価】
・100点満点で60点以上を合格とする.
履修上の注意
Please Note
・指定した教科書を必ず持参すること.
・予め指定する期日までに課題演習レポート(3回の提出を予定)の提出がないものは成績評価の対象とせず不合格とする.
教員メッセージ
Message from Lecturer
成績評価の対象となる演習課題3は,演習課題1および演習課題2の成果を基礎にして発展させたものとなります.したがって,段階を追って確実に理解しながら演習課題をこなしてゆくように努力して下さい.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける.
情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける.
関連科目
Associated Courses
「情報工学演習A、B」ではこの授業で学習した内容を基に,実際にコンピュータ上で演習する,更に、本科目は「データ構造とアルゴリズム」や「コンピュータ言語」,「ソフトウェア工学」を始めとする多くの情報工学科の科目の基礎となる.
備考
Remarks
本講義の受講学生は,授業実施時間以外にも,学生開放時間には情報工学科R105室のコンピュータを利用できますので,予習,復習に積極的に活用してください.