開講学期 Course Start |
2014年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
マルチメディア工学 |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
寺本 渉 |
教員室番号 Office |
R304 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5433 |
連絡先(E-mail) |
teramoto[at]csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日16:00-17:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
マルチメディア技術の中で先端的なものであるバーチャルリアリティ(VR)を取り上げる。VRを実現するためには,情報,機械,電気電子,材料,計測,制御,システム,ネットワークなど工学分野の横断的,総合的な学習だけではなく,VRの使い手である人間そのものを理解する視座が必要である。本講義では,VRに用いられている情報処理技術の基礎と,それを実現するうえで不可欠な人間が世界を認識する仕組みについて学ぶ。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
(1) VRに関する代表的な情報処理技術について体系的に説明できる。 (2) VRを支える人間の知覚・認知メカニズムについて体系的に説明できる。 (3) VRをはじめとするマルチメディア技術の実社会での応用可能性について将来展望を述べることができる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 1. ガイダンス,マルチメディアの概要 2. バーチャルリアリティとは 3. 映像のリアリティの基礎(1):視覚の生理学,色と明るさの知覚 4. 映像のリアリティの基礎(2):運動視,立体視 5. 映像のリアリティの構築:出力インターフェイス 6. 音のリアリティの基礎(1):聴覚の生理学,音の大きさの知覚 7. 音のリアリティの基礎(2):音色・音高の知覚,音源定位 8. 音のリアリティの構築:出力インターフェイス 9. 情報の選択と貯蔵:注意と記憶 10. 身体のリアリティの基礎(1):触覚の生理学と知覚 11. 身体のリアリティの基礎(2):自己受容感覚の生理学と知覚 12. 身体のリアリティの構築:入出力インターフェイス 13. VRアプリケーション 14. VRシステムの評価と設計 15. VRと社会 (16週目定期試験) |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
・ 舘ワ,佐藤誠,廣瀬通孝監修 日本バーチャルリアリティ学会編「バーチャルリアリティ学」コロナ社 価格2,700円 ・ 横澤一彦著「視覚科学」頸草書房 価格 3,000円 ・ 内山恵二編集「聴覚・触覚・前庭感覚 (講座“感覚・知覚の科学”)」価格5,040円 ・ 岩村吉晃 (著)「タッチ」医学書院 価格 3,675円 |
教科書・参考書に関する備考 | 必要に応じてプリントを配布する。また、テーマごとに参考文献を紹介する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
期末テストの得点を7割,授業中に行う小テストの得点を3割に配分した計100点満点の成績評価を基準とし,その合計が60点以上の場合に合格とする。 なお各到達度目標の評価方法は,次のように行う。 目標1. 期末テスト,小テストにおいてVRを構成する情報技術に関する論述問題を出題し,その到達度を評価する。 目標2. 期末テスト,小テストにおいてVR技術を支える人間の情報処理に関する論述問題を出題し,その到達度を評価する。 目標3. 期末テスト,小テストにおいてVR技術の応用に関する論述問題を出題し,その到達度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
不合格者は再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
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学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業科目は「情報システム学コース」および「コンピュータ知能学コース」の学習目標の以下の項目に対応している。 ・ 情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける。 |
関連科目 Associated Courses |
計算機システム,組込みシステム,ディジタル信号処理 |
備考 Remarks |