開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科 情報通信システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
情報符号理論
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
長谷川弘治
教員室番号
Office
Y403
連絡先(Tel)
Telephone
電話での連絡はせず,講義の前後あるいはオフィスアワーを利用してください.
連絡先(E-mail)
E-mail
khasegaw (at) mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
コースのホームページのオフィスアワー一覧を見てください.
授業のねらい
Learning Objectives
シャノンの情報理論を学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
以下の項目が、具体的な例を示しながら説明できる。
1.情報量(25%)
2.情報源符号化(25%)
3.通信路符号化(30%)
4.線形符号(20%)
授業計画
Course Schedule
24時間(90分×16回=24)
1週 シラバスの説明,情報理論の概要
2週 確率論(pp.9-22)  
3週 情報量とエントロピー(pp.24-32)
4週 情報源のモデル( p.20,21,33,34)
5週 情報源符号化(pp.36-40)
6週 クラフトの不等式,情報源符号化定理(pp.41-48)
7週 シャノン・ファノ符号,ハフマン符号(pp.49-61)
8週 中間試験
9週  試験の返却と解答,ここまでのまとめ
10週 通信路容量1(デジタルpp.62−68)
11周 通信路容量2(例題とアナログpp.68−71)
12週 通信路符号化(pp.72−80)
13週 離散信号の誤り検出法(pp.81−88)
14週 線形符号(pp.89−95)
15週 定期試験
16週 試験解答と講義のまとめ

理解を深めるために解くべき問題を講義中に指定します.
講義時間外に,必ず自分で解くようにしてください.

教科書
Required Text
内匠逸編著「情報理論」オーム社 2,300円(税別)
参考書
Required Materials
今井秀樹著,「情報・符号・暗号の理論」,コロナ社(3500円+税)#
平田廣則著「情報理論のエッセンス」昭晃堂 2,700円(税別)
稲井寛著「はじめての情報理論」 森北出版 2,400円 
教科書・参考書に関する備考 教科書の内容は,標準的なものです.
簡潔に書かれている本なので,自分なりに考えてみることが必要です.
今井先生の本は,標準的な教科書で,本講義内容よりも本格的な記述になっています.
平田先生の本は,本文と問題を対応づけて学習すると,理解が深まります.
稲井先生の本は,式の導き方の説明が懇切丁寧なので,自力で式を導けない場合に参考にしてください.
成績評価方法
Grading Guidelines
中間試験(40%)と定期試験(40%)ならびに2回の課題(各10%)で評価し、100点満点中60点を合格とする.再試験は行わない.
達成度目標は、項目1,2は、中間試験と課題において、説明問題ならびに計算問題を出題し、達成度を評価する。項目3,4は、定期試験と課題において、計算問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
 質問は,講義時間中か終了後,あるいはオフィスアワーにすること.
 再試験は行わない.不合格者は、再履修となる。
 授業計画に変更がある場合には,講義中に連絡する。
教員メッセージ
Message from Lecturer
情報理論は通信工学の基礎科目であり,通信を主に学ぶ課程では必須の科目です.
考え方を身につけてください.
なお,数式が多いので,科目の理解には,数式の意味を自分なりに解釈する努力が必要です.
この科目を学ぶと情報の表現に使用される符号化など
の基礎が理解ができます.ただし,
通信工学では,初等的な確率の知識が必須ですから,
この科目も高校程度の確率の知識は必要です.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
学科学習目標の
(B):電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
に付随的に関与する。
関連科目
Associated Courses
電子回路I,電子回路II,通信工学、通信網工学
備考
Remarks