開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科 応用物理コース
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
演習
授業科目名
Course Title
物理数学演習
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
本藤 克啓
教員室番号
Office
K407
連絡先(Tel)
Telephone
0143-43-5632
連絡先(E-mail)
E-mail
khondou
の後に@mmm.muroran-it.ac.jpをつける
オフィスアワー
Office Hour
平日 12:00 〜 12:50
授業のねらい
Learning Objectives
物理を理解する上で重要な数学的手法について講義・演習を行う。
物理で必要な数学を理解し、身につけることを目標とする。
現象を定量的に理解する上で必要となる、ツールとしての数学的知識を身につける。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.微分方程式を解くための基本的な手法を理解し,問題を解く力をつける。(理解力・計算力)
2.ラプラス変換を理解し,正しく用いることが出来る。(理解力・応用力)
3.フーリエ級数・変換の概念を理解し,正しく応用できる。(理解力・応用力)
4.確率・統計の意味・概念を理解する。(理解力)
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5間 
基本的には「物理数学」の講義に即して進めます。

1週〜2週目
 シラバスの説明  
 1階微分方程式 p.1〜17
  変数分離形 同次形 完全形 教科書p.1〜13 
  1階線形微分方程式 p.13〜17
3週〜5週目
 線形常微分方程式 p.20〜44
  線形微分方程式 p.20〜24
  線形同次方程式 p.24〜30
  線形非同次方程式 p.30〜36
6週目 中間試験
7週〜8週目
 線形常微分方程式 p.20〜44
  演算子法 p.36〜44
9週〜11週目
 ラプラス変換 p.45〜62
  初等関数のラプラス変換 p.45〜50
  ラプラス変換の基本法則 p.50〜58
  微分方程式の初期値問題・境界値問題 p.58〜62
12週〜14週目
 微分方程式の級数解 p.63〜81
  正則点での級数解 p.63〜65
  ルジャンドルの微分方程式 p.65〜71
  確定特異点での級数解 p.72〜81
 フーリエ解析 p.99〜117 
  フーリエ級数 p.99〜105
  一般区間でのフーリエ級数 p.106〜110
  フーリエ積分 p.110〜115
  フーリエ変換 p.115〜117
 2変数の偏微分方程式 p.132〜173 
  2変数の2階線形方程式 p.132〜137
  一般解と変数分離解 p.138〜144
  境界値問題・初期値問題 p.144〜149
  有限区間での重ね合わせの原理 p.155〜165
  無限区間での重ね合わせの原理 p.165〜169
  フーリエ変換による方法 p.169〜173 
 確率と統計
15週目 定期試験

演習の時間 1.5時間x15週=22.5時間

・レポートは基本的に授業中に提出してもらうので,内容の理解を含め,各自必要な参考書等を準備しておくこと。
・当日その場で解けなかった問題については持ち帰り,考える,調べる等して後日提出すること。
教科書
Required Text
「微分方程式の基礎」 水本久夫著 培風館 定価(本体2100円+税)
参考書
Required Materials
テキスト微分方程式 小寺平次 共立出版 1800円+税#
やさしく学べる微分方程式 石村園子 共立出版 2000円+税#
やさしく学べる ラプラス変換・フーリエ解析 増補版 石村園子 共立出版 2100円+税#
やさしく学べる統計学 石村園子 共立出版 2000円+税#
物理学のための応用解析 初貝安弘 サイエンス社 1900円+税#
微分方程式入門 古屋茂 サイエンス社 1400円+税#
道具としての微分方程式 野崎亮太 日本実業出版社 2200円+税 (図書館に1冊所蔵あり) #
道具としての物理数学 一石賢 日本実業出版社 2200円+税 (図書館に6冊所蔵あり) 
教科書・参考書に関する備考 テキストは物理数学(講義)でも用いる。
成績評価方法
Grading Guidelines
100点満点中60点以上が合格点である。
100点満点中,レポート50点,試験50点で評価する。

各到達度目標の評価方法は、次のように行う。
目標1.レポートおよび試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標2.レポートおよび/または試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標3.レポートおよび/または試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標4.レポートおよび/または試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
1) 考える力・実力をつけるため,レポートの課題は自力で解いて下さい。
2) 知識力,理解力,計算力などをつけるために,与えられた問題以外にも積極的に問題を解く必要があります。
3) 授業中だけでなく授業時間外での質問も受けつけます。
4) 授業の変更や緊急時の連絡は,授業中または掲示板で通知します。
5) 不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
毎週レポートを課す予定である。
問題を解くことは,理解を多いに助けます。演習や自習を通じて積極的に多くの問題を解くようにしてください。
またレポートは,採点しやすいように大きく丁寧な文字で書いて下さい。汚い文字,小さすぎる文字等で書かれた場合は採点できません。
また,計算過程がわかるよう,要所要所に文章で説明をしてください。これは頭の中を整理し,理解するのを助けます。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、応用物理コースの学習・教育目標の(C)表現能力、(D)理工学基礎に対応している。Jabee基準1(d)-(1b)に対応している。
関連科目
Associated Courses
この科目の履修にあたっては、1学年開講の解析A,B、および2学年開講の解析C、および物理数学(講義)を履修し、理解しておくことが必要。
備考
Remarks
なし