開講学期 Course Start |
2014年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 材料工学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
表界面科学 |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
澤口直哉 (SAWAGUCHI, Naoya) |
教員室番号 Office |
Y607 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5673 (内線5673) |
連絡先(E-mail) |
nasawa@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜日 10:25 - 11:55, 13:00 - 14:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
物質の表面や界面は物質内部とは異なる特性を呈し、材料の特性に影響している。本講では表面・界面の理解に必要な基礎事項を理解し、材料工学における表面・界面の重要性を理解することを目指す。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
材料工学の専門能力 (1) 表面・界面の定義を説明できる。 (2) 表面・界面の重要性をバルクとの比較で説明できる。 (3) 固体表面の基本的な構造を、専門用語を用いて説明できる。 (4) 表面張力について熱力学的な説明できる。 (5) 摩擦の原理を説明できる。 (6) 表面・界面に関わる代表的な分析手法について説明できる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間): 22.5 時間 1週目 ガイダンス、表界面の定義と歴史 2週目 基礎知識 1 − 化学結合 3週目 基礎知識 2 − 結晶構造 4週目 表界面の構造 1 5週目 表界面の構造 2 6週目 表界面の物性 1 ― 表面張力 7週目 表界面の物性 2 ― 表面張力 8週目 中間試験 9週目 表界面の物性 3 ― ぬれ、吸着、接着 (中間試験解答) 10週目 表面積、トライボロジー 1 11週目 トライボロジー 2 12週目 表面の分析 1 ― 構造分析 13週目 表面の分析 2 ― 組成解析 14週目 表面の分析 3 ― 特性解析 15週目 表界面の応用 (16週目 定期試験) 適宜時間内に回収する小レポートを課す。授業中に予習あるいは復習すべき内容を提示する。 |
教科書 Required Text |
『アトキンス 物理化学(上)』 第8版、東京化学同人、ISBN978-4807906956(図書館に2冊あり)# 『アトキンス 物理化学(下)』 第8版、東京化学同人、ISBN978-4807906963(図書館に2冊あり) |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 |
・特に教科書の11,18,20,22,25章が関連する。 ・ハンドアウトを配布する。 ・他の参考書は講義中に随時紹介する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
目標 (1)〜(6)それぞれの到達度は中間試験、定期試験、小レポートの関連出題項目の成績で評価する。総合評価はこれらの成績を中間試験(40%)、定期試験(45%)、小レポート(15%)の重みで計100点に換算し、60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
授業日程の変更や緊急時の連絡は事前に授業中に行うか、掲示板や専用ウェブサイトで通知する。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
講義で取り上げる項目を、根本となる概念から理解し、応用できるレベルに達することを期待する。 下記について復習しておくこと。 ・ 化学結合 ・ 結晶の基礎知識 ・ 原子の構造と物質の電子論 予習あるいは復習すべき内容を逐次するので、意欲的に取り組むこと。さらに講義で割愛した内容の一部は、自習用の補足資料として提供するのでこれも活用されたい。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
材料工学コースの学習目標の(D)に対応 JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d)に対応 |
関連科目 Associated Courses |
熱力学Tと結晶構造学、物理化学A、固体化学を履修済と想定して講義を進める。 固体物性基礎論、セラミックス材料学に関連している。 |
備考 Remarks |