開講学期 Course Start |
2014年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 材料工学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
実験 |
授業科目名 Course Title |
材料工学実験C |
授業科目名(英語) Course Title |
[授業科目名(英語)] |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
葛谷俊博、佐伯 功 |
教員室番号 Office |
葛谷 俊博 (KUZUYA Toshihiro) K-605 佐伯 功 (SAEKI Isao) K-709 |
連絡先(Tel) Telephone |
葛谷: 0143-46-5639 佐伯 : 0143-46-5634 |
連絡先(E-mail) |
葛谷: kuzuya@mmm.muroran-it.ac.jp 佐伯 : isaos@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
葛谷 : 月曜日 10:00〜12:00 佐伯 : 火曜日 10:00-12:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
材料工学の専門科目に関する理解度を高めることを目的として、2-3年次に開講される科目に関連した事項を実験課題として与える。いずれの実験課題も、学生に自ら工夫、実行し、考える習慣をつけさせ、卒業研究に取り組む基礎能力の獲得を狙いとする。また、実験を通して得られた事項を、的確に伝えアピールする能力が得られるようにしたい。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
本科目の学習教育到達目標は(D)材料工学の専門能力、(E)デザイン能力、(H)問題解決能力および(I)チームワークに対応する。 (あ)材料工学の専門能力(学習教育到達目標D) (1) 材料工学にたずさわる者として具備していなければならない安全意識と知識の獲得 (2) 材料工学研究に共通する装置、手法、原理の習得 (3) 熱力学的データベースを基に反応系を設計する手法の習得 (4) 基本的な材料物性評価手法の習得 (5) 正しい用語と図表を駆使し、他者に自分の意見をコンパクトに説明する能力の向上 (い)デザイン能力(学習教育到達目標E) 材料工学の専門知識を駆使し、与えられた条件下で実験計画を組み立て実施する能力の習得 (う)問題解決能力(学習教育到達目標H) 目標を達成するために、本質的な問題を自ら発見しそれを解決するのに必要な実験を計画・実施する能力の習得。 (え)チームワーク(学習教育到達目標I) 他者とチームを組み実験する際に、おのおの個人の役割を的確に理解し、自らの役割を実行すると共に、チームの仲間に適切に働きかけその役割を実行させる能力の習得。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間) = 45 時間 (15週) 最初の週にガイダンスを行う。実験は、 3テーマを入れ替わり実施し、1テーマ4週間とし計12週間行う。適宜、実験の進め方に関する検討会を実施する。この討論会は学生が主体となって進める。最後の2週は最終発表会に充てる。 (佐伯担当分) テーマ:セラミックスの焼結と評価 第1週-第2週 セラミックス原料粉末を種々の温度でか焼し,その比表面積を測定し形態をSEMで観察する。 (第2週のあと第3週まで) 得られた結果を整理し,グループごとに討論資料を作成する。 第3週 作成した資料にもとづいてグループ討論し,焼結条件を決定する。プレス成形し焼結をスタートする。 (第3週から第4週の間)焼結を続行する。 第4週 焼結試料のSEM観察を行い,得られた結果が第3週の討論結果と合うか・あわないか,グループもしくは全体で討論を行う。 実験内容に関する事前レポートを課すので完了すること。またデータ等の整理は授業後に各学生が個別またはグループで行うこと。 |
教科書 Required Text |
オリジナルテキスト(配布)を用いる。 |
参考書 Required Materials |
参考書はガイダンスで紹介する。 |
教科書・参考書に関する備考 | 反応平衡論、固体物理学、X線構造解析、セラミックスに関する参考書を各自予習すること。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
受講態度・レポート内容・討論会態度を評価し、合計100点満点のうち、60点以上を合格とする。 各の学習教育到達目標の評価は以下のように行う。(以下の項目(あ)〜(え)は到達度目標中の(あ)〜(え)に対応する。) (あ)− (1) ~ (5) 事前レポートおよびレポートの内容により評価する。 (あ)− (5) プレゼンテーションの発表内容及び態度により評価する。 (い) 事前レポート(実験計画書)の内容により評価する。 (う) 事前レポート(実験計画書)の内容により評価する。 (え) 授業態度およびディスカッション議事録の内容により評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
本科目の履修には物理学実験、化学実験および材料工学実験Aの単位を習得している必要がある。 履修に際し、以下に注意すること。 1 単位の取得には全回出席し、すべてのレポートを受理され、プレゼンテーションを行う必要がある。 2 授業中の質問を歓迎する。授業外においても質問は適宜受け付ける(オフィスアワー中が望ましい。)。 3 実験の円滑な遂行には実験内容の予習が必要である。材料工学実験Cでは実験内容に関する事前レポートを課す。この事前レポートを完了することで当日の実験を開始することが出来る。 4 実験時間は限られているので、データ等の整理は授業後に各学生が個別またはグループで行うこと。 5 授業日程などの変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
自分と周囲の安全は技術にかかわる者として最低のマナーであり最大のルールです。服装や立ち振る舞いのひとつひとつに意識し、実験に取り組んでください。良く考え、良く気をつけていなければ、満足な結果は得られません。そのためには実験の過程を正しくノートに記録し、センス良くまとめることが必要です。以上はとても大切なことであり、成績評価方法において受講態度の配点を比較的大きくしてあります。また、討論会においては発言内容、発表資料のデザイン、発表態度、質問の受け答え方などが採点課題となります。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
材料工学コースの学習目標の(D), (E), (H), (I)に対応 JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d), (e), (h), (i)に対応 |
関連科目 Associated Courses |
2年次で修得した材料工学実験A(必修)に関連している。 3年次に実施する材料工学実験B(必修)に関連している。 |
備考 Remarks |